2004 Fiscal Year Annual Research Report
胃癌組織の定量的PCR法を用いた特定分子標的領域DNAコピー数の迅速定量法の開発
Project/Area Number |
16591362
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
鈴木 成治 日本医科大学, 医学部, 助手 (60333118)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江上 格 日本医科大学, 医学部, 教授 (60089703)
川並 汪一 日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70096973)
笹島 耕二 日本医科大学, 医学部, 助教授 (80158930)
渡辺 秀裕 日本医科大学, 医学部, 講師 (40191788)
細根 勝 日本医科大学, 医学部, 助手 (10277569)
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Keywords | 胃癌 / 定量的realかmePCR法 / マイクロサテライトマーカー / DNAコピー数 / 定量的マイクロサテライト分析法 / 特定遺伝子領域 / 分子標的療法 / 癌化学療法 |
Research Abstract |
平成16年度は定量的マイクロサテライト分析法で測定し得る、分子標的療法・免疫療法・癌化学療法等に関連する特定遺伝子領域の情報収集に大半を費やした。同法によるマイクロサテライト領域のDNAコピー数の定量化については既に当グループが胃癌組織において確立し、雑誌Clinical Cancer Researchに平成16年5月に当グループの研究成果が原著論文として掲載された。特定遺伝子領域のDNAコピー数の定量においてもマイクロサテライト領域の定量時と共通のPooled referenceが必要となるが既に当グループで確立済みである。今回、複数の特定遺伝子領域に関してPrimer setsと両端がAcceptorとDonorの互いに違う色素を標識したProbeにてTaqMan PCR systemを用いてPCR反応を施行し、現在Primer setsとProbeが定量に適切な組み合わせであるか検索中である。また、免疫療法に関与する領域としてMAGE-A gene familyを中心に検討し、予備実験として免疫組織染色にて同遺伝子産物発現を確認し、今後、定量的マイクロサテライト分析法でのコピー数の定量化の準備に着手している。
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