2005 Fiscal Year Annual Research Report
胃癌組織の定量的PCR法を用いた特定分子標的領域DNAコピー数の迅速定量法の開発
Project/Area Number |
16591362
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
鈴木 成治 日本医科大学, 医学部, 助手 (60333118)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江上 格 日本医科大学, 医学部, 教授 (60089703)
川並 汪一 日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70096973)
笹島 耕二 日本医科大学, 医学部, 教授 (80158930)
渡辺 秀裕 日本医科大学, 医学部, 講師 (40191788)
細根 勝 日本医科大学, 医学部, 助手 (10277569)
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Keywords | 胃癌 / 定量的マイクロサテライト分析法 / 薬剤耐性遺伝子 / Tumor testis antigen / 能動的免疫療法 / 特定遺伝子領域 / 分子標的療法 |
Research Abstract |
平成17年度は,分子標的療法・免疫療法・癌化学療法に関与する特定遺伝子領域の遺伝子配列の情報を吟味し,各遺伝子に対するForwardとReverseのPrimer setsとProbeを作成した.また,最近,癌化学療法における薬剤耐性遺伝子の一部がTumor testis antigenとなり,能動的免疫療法の標的となりうると報告されている.本研究班では,特に胃癌・乳癌・肺癌・卵巣癌等で使用されるTaxan系の薬剤耐性遺伝子で,かつTumor testis antigenであるMAGE-A family(特にMAGE-A2・A6・A10)・TRAG-3を対象とし,予備実験として,MAGE-A familyに関してはPoly-MAGE AであるMonoclonal antibodyである6Clを使用して免疫組織化学的に遺伝子産物発現を確認した.TRAG-3に関しては使用に適したMonoclonal antibodyがないため,予備実験としてcRNA probeを使用したin situ hybidization法を用いて遺伝子発現を確認した.今後,他の分子標的療法・免疫療法・癌化学療法に関与する遺伝子に関して定量的マイクロサテライト分析法と他の分子生物学的手法,特にDNA・Oligonucleotide・cRNA probeを用いたin situ hybidization法との比較検討とその意義について探索中である.
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