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2005 Fiscal Year Annual Research Report

癌抗原MUC1を標的としたDNAワクチン免疫遺伝子治療の開発とその臨床応用

Research Project

Project/Area Number 16591392
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

手塚 則明  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (40303771)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 澤井 聡  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (60335172)
藤野 昇三  滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (10209075)
尾崎 良智  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (00378449)
KeywordsDNAワクチン / 癌免疫療法 / 細胞障害性T細胞 / ヘルパーT細胞 / MUC1
Research Abstract

(目的)MUC1 DNA癌免疫療法における抗腫瘍効果を高めるためには細胞障害性T細胞(CTL)だけに留まらずヘルパー1型T細胞(Th1細胞)などの免疫細胞も同時に活性化させる必要がある。我々はマウスにおいてTh1機能を活性化させる鳩cytochrome c由来MHCクラスIIペプチド(Pan-IAペプチド)に注目した。癌抗原DNAワクチンにPan-IAペプチドをパルスしたDC(DC-IA)を併用することで多種の免疫反応が同時に活性化され、それらの総和として抗腫瘍免疫反応が増強されるかどうかマウスモデルで検証した。(結果)MUC1 DNAの代わりに卵白アルブミン(OVA)を仮想癌抗原とし、これをコードするDNA(OVA DNA)をC57BL/6マウスの大腿部筋肉内摂取し誘導される抗腫瘍免疫応答について調べた。1.OVA発現腫瘍細胞E.G7を皮下移植したマウスにOVA DNAを接種し治療効果を観察したが腫瘍抑制効果は認めなかった。2.OVA DNAで免疫したマウス火細胞のOVAに対する反応性はMock DNA群に比し有意に増強していたが、OVA発現腫瘍細胞E.G7に対する細胞傷害性は有意な増強を認めなかった。3.OVA DNA+DC-IAで免疫したマウスでは抗原特異的細胞障害性が上昇していた。担癌マウスに対する治療効果はOVA DNA+DC-IA群で著明な腫瘍抑制効果を認めた。4.E.G7担癌マウスにOVA DNA+DC-IAで免疫すると腫瘍内にはインターフェロンγを産生するCD4陽性またはCD8陽性細胞がコントロール群に比し有意に増加していた。(まとめ)OVA DNAにDC-IAを併用することで抗腫瘍効果が増強した。現在、OVAをMUC1に、Pan-IAペプチドをヒトMHCクラスIIにも結合するPan-DRペプチドに置き換えて検証中である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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