2006 Fiscal Year Annual Research Report
脳血行再建術における血管新生促進因子とスタチンの側副血行誘導能
Project/Area Number |
16591457
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
山田 勝 北里大学, 医学部, 講師 (90210484)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 祥生 北里大学, 医学部, 助手 (80265652)
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Keywords | 慢性脳虚血 / 脳血行再建 / 血管新生促進因子 / 神経新生 |
Research Abstract |
総頚動脈-外頚静脈吻合/対側総頚動脈狭窄による慢性脳低潅流モデルを用い、慢性脳低潅流状態における神経新生の検討を行った、モデル作成8週後及び同週齢の対照SD ratにBrdU(50mg/kg i.p.,3回/日)を投与し、72時間後に潅流固定した。摘出脳をSubvelltricular zone (SVZ)から01 factory bulb (OB)にかけて21mmおきに冠状断6スライス(SVZ+Omm,+2mm,+4mm,+6mm,+8mm, OB)を作成し、抗PSA-NCAM抗体と抗BrdU抗体を用いた免疫染色で、PSA-NCAM陽性幼若期神経細胞とBrdU陽性分裂期細胞の数と分布を定量的に検討した。 結果 1)PSA-NCAM陽性細胞はSVZからOBにかけて存在しRostral migratory stream (RMS)を形成していた。PSA-NCAM陽性細胞の数と分布には対照群と慢性脳低潅流ラットで差は認められなかった。 2)BrdU陽性細胞はRMSに一致する部位にのみ認められた。その分布は両群ともSVZ+2mm,+4mm,+6mmが中心であったが、SVZ+0mmでは慢性脳低潅流ラットで有意に多く、SVZ+8mmでは対照群で有意に多かった。 結論 1)慢性脳低潅流状態における神経新生は、Rostral migratory stream内に認められた。 2)慢性脳低潅流状態においてはcontrolと比較して幼若神経細胞の遊走が有意に遅れていた。 学会発表 新しいラット慢性脳虚血モデル作成の試み.第17回日本脳循環代謝学会2005.11.25 名古屋 新しいラット慢性脳虚血モデル作成の試み.第64回日本脳神経外科学会総会.2005.10.5 横浜
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