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2004 Fiscal Year Annual Research Report

軟骨組織に対する温熱療法の効果に対するmRNAレベルの検討

Research Project

Project/Area Number 16591506
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

北條 達也  京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (40298740)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久保 俊一  京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (20178031)
高橋 謙治  京都府立医科大学, 医学研究科, 助手 (30347447)
Keywords軟骨細胞 / 温熱療法 / 物理療法
Research Abstract

関節疾患に対する温熱療法は、医療機関のみならず民間医療施設、湯治場に至るまで広く行われている。温熱の効果は、主に鎮痛物質のwash out、感覚受容体の閾値の上昇などによる鎮痛効果の発現と考えられており、温熱の軟骨組織に対する直接的な効果に関してはほとんど報告がない。
まず、関節軟骨に対する温熱刺激の影響を、滝川らによって軟骨肉腫細胞から株化された軟骨細胞様細胞HCS-2/8を用いて検討した。HCS-2/8細胞を培養下に種々の温熱(37,39,41,43,45℃×15,30分)を加えて、メチレンブルーアッセイ法にて細胞生活性を、^<35>S-Sulfurを用いて測定してプロテオグリカン代謝を測定して、39℃・41°×15分・30分の温熱刺激は生細胞活性とプロテオグリカン代謝を上昇させることを確認した。
また、われわれは以前から熱ストレスに対して軟骨細胞が産生するHeat Shock Proteinに着目し、その発現や効果に関して種々の研究・報告をしてきた。そこで、温熱の軟骨細胞に対する安全性・耐用性を上昇させる試みとして、Heat Shock Protein 70(HSP70)遺伝子をアデノウィルスベクターを用いて、培養軟骨細胞内に遺伝子導入し、48℃×120分の温熱刺激後の細胞生活性をalamar blue assay法を用いて評価した。HSP 70遺伝子導入群では、無処理群・シャム群に比較して有意にalamar blueの吸光度が上昇して、HSP 70の軟骨細胞保護作用が示された。
現在、さらに状況を生体の条件に近づけるために、対象細胞をHCS-2/8から正常軟骨培養細胞に変更し、培養環境もアルギネートビーズに包埋して培養した状態で検討を進めている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 関節軟骨に対する温熱療法の効果-関節軟骨修復を目指して-2004

    • Author(s)
      北條達也, 高橋謙治, 新井祐志, 徳永大作, 野村嘉彦, 谷口大吾, 久保俊一
    • Journal Title

      運動・物理療法 15(4)

      Pages: 295-300

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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