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2005 Fiscal Year Annual Research Report

フリーラジカル捕捉剤が敗血症の心血管系におよぼす影響

Research Project

Project/Area Number 16591562
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

芹田 良平  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50245594)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森崎 浩  慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (60182226)
Keywords敗血症 / フリーラジカル捕捉剤 / サイトカイン
Research Abstract

平成16年度の本研究でLipopolysaccharide (LPS)により誘導されたラット敗血症モデルにおいて、早期よりフリーラジカル捕捉剤nicaravenを投与することで、敗血症モデルの心機能を改善することが示された(CHEST 2004で発表)。
平成17年度では、フリーラジカル捕捉剤nicaravenの投与がLPS投与敗血症モデルのサイトカイン産生におよぼす影響を検討した。
ラット20匹(Wister系ラット雄330〜360g)を、pentobarbital麻酔下に内頚動静脈にカニュレーションし、圧センサー付コンダクタンスカテーテルを挿入した。また、カテーテルより生理的食塩水を10ml/kg/hrで投与を開始した。その後、lipopolysaccharide (LPS) 10mg/kgを静注し、nicaraven 3mg/kg/hr投与群、生食投与群の2群に無作為に分け、カテーテルから投与した。採血は、LPS投与前、LPS投与後2時間ごとに計4回行った。TNF-α、IL1-β、MIFはELISA法を用い検量した。統計学的解析は反復測定分散分析を用いp<0.05を有意差ありとした。結果として、TNF-α、IL1-β、MIF血清濃度はnicaraven投与群で生食投与群に比較しLPS投与4時間後から有意に低く維持された(p<0.01)。これらの結果から、フリーラジカル捕捉剤nicaravenは、敗血症モデルのサイトカイン(TNF-α、IL1-β、MIF)産生を抑えることが示された。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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