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2004 Fiscal Year Annual Research Report

嚢胞性腎腫瘤に対する新しいPET診断法の開発:正確な鑑別診断が試験切除を減らす

Research Project

Project/Area Number 16591587
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

大山 伸幸  福井大学, 医学部附属病院, 講師 (20223977)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 楠川 直也  福井大学, 医学部附属病院, 助手 (80372499)
横山 修  福井大学, 医学部, 教授 (90242552)
岡沢 秀彦  福井大学, 高エネルギー医学研究センター, 助教授 (50360813)
前川 正信  福井大学, 医学部, 助手 (50362041)
Keywords嚢胞性腎腫瘤 / 腎癌 / ^<11>C-acetate / PET / RNA干渉 / ^<18>F-FDG
Research Abstract

研究の概要
20名の良悪性鑑別困難な複雑性腎嚢胞を有する患者に対して、嚢胞外科的切除前に^<11>C-acetateならびにFDG PETを施行する。本研究はパイロットスタディーであり、^<11>C-acetate PETの嚢胞性腎腫瘤における悪性腫瘍の検出能を検討し、FDG PETと比較検討することを目的とする。
対象患者
複雑性腎嚢胞を有する20名の患者に対して、^<11>C-acetateおよびFDG PETを術前に施行する。対象患者は以下の条件を満たしていることとする。
1)CTによる評価で腎病変がBosniak Type IIIまたはIVに分類されること
2)PETスキャン時に、比較可能な1ヶ月以内の腎CTが得られること
3)腎摘除術または腎部分切除術が予定されていること
イメージングプロトコール
PET撮影は当施設内にあるADVANCE(GE杜製)を用いて行う。15mCiの^<11>C-acetateを患者に静脈内投与し、腎臓の高さで20分間のダイナミックスキャンを行う。引き続いて、全身をスキャンする。次に、5mCiのFDGを患者に静脈内投与し、1時間後より全身スキャンを行う。
画像解析
それぞれのPET診断において、腎および腎外においてトレーサー集積の陽性、陰性を決定し、陽性部位の数と位置を記録する。
結果
平成16年3月までに4名の嚢胞性腎腫瘤の患者に対してPET検査を施行した。
4)4症例中、3症例で組織学的に悪性腫瘍を認め、その内2症例で腎腫瘍の部位に一致して^<11>C-acetateの集積を、1症例で^<18>F-FDGの集積を認めた。
5)^<18>F-FDG(+)、^<11>C-acetate(-)の症例を1例認めたが、これは^<18>F-FDGが腫瘍そのものに集積したのではなく、腎内の尿中または膿瘍中へのFDGの集積を反映したものと考えられた。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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