2004 Fiscal Year Annual Research Report
硫酸転移酵素遺伝子(Sult1C2)欠損マウスの作製による腎嚢胞形成の解析
Project/Area Number |
16591612
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
吉村 力勇 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (50285293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉村 一誠 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (90187659)
森田 隆 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70150349)
吉田 佳世 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (30311921)
吉田 周平 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (20363997)
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Keywords | 硫酸転移酵素 / Sult1C2遺伝子 / 遺伝子欠損マウス / 腎嚢胞 / 発ガン |
Research Abstract |
腎の単純嚢胞は、非常に頻度の高い疾患である。また、末期慢性腎不全においてみられる後天性嚢胞腎は、発ガンとの関連においても重要な問題である。しかし、嚢胞性疾患に共通の嚢胞化の機序については、不明である。我々は、マウス硫酸転移酵素Sult1C2遺伝子発現が、ラットにおいて嚢胞を誘導した場合に、抑制されることを見い出した。この遺伝子は、細胞外マトリックスにおける硫酸転移に関係すると考えられ、腎尿細管の嚢胞化に関して重要であると考えられる。このことを実証するために、我々は、この遺伝子の欠損マウスを作製し、腎の嚢胞化に関して、どのような表現型がみられるか解析するすることにした。 マウスSultC2遺伝子を含む約20kbのゲノムをマウス129ゲノムDNAより、PCRにより増幅し、クローニングした。さらに、マウスSult1C2遺伝子の開始コドンを含むエクソン領域にネオマイシン耐性遺伝子を挿入したターゲッティングベクターを作製した。マウスES細胞(R1)にターゲッティングベクターをエレクトロポーレーションにより導入し、ネオマイシン耐性の細胞の中から、サザンブロットにより、相同組換え体を現在選択中である。同時に、この遺伝子が発生等に必要である場合は、致死となるので、Cre-loxPを用い、Creを発現させた場合だけ、Sult1C2遺伝子の発現に必要でloxPで挟まれた開始コドン(ATG)を含むエクソンを除去できるようなターゲッティングベクターを作製中である。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] p53 protein interacts specifically with the meiosis-specific mammalian RecA-like protein DMC1 in meiosis2004
Author(s)
Habu, T., Wakabayashi, No, Yoshida, K., Yomogida, K, Nishimune, Y., Morita T.:
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Journal Title
Carcinogenesis 25
Pages: 889-893
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[Journal Article] The Schizosaccharomyces pombe cdt(+) gene, a target of G1-S phasepremeiotic DNA replication2003
Author(s)
Yoshida, SH., Al-Amodi, H., Nakamura, T., Mclnerny, CJ., Shimoda, C
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Journal Title
Genetics 164
Pages: 881-893