2005 Fiscal Year Annual Research Report
婦人科癌でのケモカイン受容体CCR7発現によるセンチネルリンパ節微小転移巣の検討
Project/Area Number |
16591634
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Research Institution | TOHOKU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
新倉 仁 東北大学, 病院, 講師 (80261634)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八重樫 伸生 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00241597)
伊藤 潔 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (70241594)
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Keywords | endometrial carcinoma / cervical carcinoma / sentinel lymph node / micrometastasis |
Research Abstract |
子宮体癌46例に対して99mTc-フチン酸、パテントブルーを用いてセンチネルリンパ節の同定を試みた。RIを手術の前日に子宮鏡下に投与後、ダイナミックシンチグラフィーを施行し、術当日にも撮像した。38例中46例(83%)で同定に成功した。平均のセンチネルリンパ節の個数は3.1個であった。筋層浸潤が1/2に満たない症例では31例中35例(89%)で同定可能であった。Sensitivity, specificityとも100%であった。センチネルリンパ節の同定部位としては外腸骨節、閉鎖節、傍大動脈節がほとんどであった。微小転移巣の検索は通常のHE標本にて転移を認めなかった症例に対して抗サイトケラチン抗体を用いて免疫染色を行って検討した。18例の計60個のSLNのうち、3症例のそれぞれ1個のSLNに微小転移が検出された。 子宮頚癌39例に対して99mTc-フチン酸およびパテントブルーを用いた併用法にてセンチネルリンパ節の同定を試みた。RIは手術の前日に直視下に子宮膣部に投与後ダイナミックシンチグラフィーを施行し、術当日にも撮像した。色素は開腹後、RIと同様に投与した。色素法では78%、RI法では82%、併用法では87%(34/39)の同定率であった。系統的なリンパ節廓清によって転移を認めた5例は全てセンチネルリンパ節にも転移を認め、Sensitivity, specificityとも100%であった。同定部位では外腸骨節、閉鎖節、基靭帯節が多かった。平均のセンチネルリンパ節同定数では2.8個であった。
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Research Products
(2 results)