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2004 Fiscal Year Annual Research Report

子宮頸癌の進展・転移に関与するTSC403癌遺伝子の機能解析と分子治療への応用

Research Project

Project/Area Number 16591656
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

榎本 隆之  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (90283754)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中嶌 竜一  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (70335347)
吉野 潔  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90362730)
上田 豊  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (10346215)
岡澤 美佳  大阪大学, 医学部附属病院, 医員(臨床研究)
三宅 貴仁  大阪大学, 医学部附属病院, 医員(臨床研究)
KeywordsTSC403 / DC-Lamp / 子宮頸癌 / 転移
Research Abstract

子宮頚癌におけるTSC403/DC-Lampの関与の有無、特に転移に関しての役割を明らかにすることを目標とし研究をすすめ、以下のように成果を得てきている。定量的RT-PCRにより正常子宮頸部および子宮頚部異型上皮においては、TSC403/DC-Lamp mRNAはほとんど発現していないが、子宮頚癌組織において高発現していることが明らかとなった。
また、子宮頚癌進行期I期およびII期の患者をTSC403/DC-Lamp mRNAの発現レベルの程度で2群に分けて予後をKaplan-Meier法で解析を行ったところ、TSC403/DC-Lamp mRNAの発現の程度が高い群は有意に予後が悪く、TSC403/DC-Lampの発現レベルが予後因子となり得る可能性が示唆された。
さらに、TSC403/DC-Lamp発現ベクターを安定導入した子宮頚癌細胞株を樹立し、それを利用したin vivo invasion assayの結果からTSC403/DC-Lampの高発現は子宮頚癌細胞株に高い浸潤能を与えることが明らかとなった。この結果はScid mouseを使ったin vivo metastasis assayにおいてTSC403/DC-Lamp高発現細胞株を皮下注入したマウスに有意に遠隔転移およびリンパ節転移が多く見られた結果と同調している。
我々は以上の結果を主要な学会で報告を行ってきており、現在更に臨床検体を増やして免疫染色を行い子宮頚癌の浸潤・転移への関与を明らかにしてきている。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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