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2004 Fiscal Year Annual Research Report

母子異室ケアのマタニテイブルーズ,産後うつ病への病因的関与に関する前方視的研究

Research Project

Project/Area Number 16591674
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

金澤 浩二  琉球大学, 医学部, 教授 (50092680)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐久本 薫  琉球大学, 医学部附属病院, 助教授 (40162333)
正本 仁  琉球大学, 医学部, 助手 (00244327)
Keywords母子異室ケア / マタニティブルーズ / 産後うつ病
Research Abstract

[目的]産後母子異室ケアがマタニテイブルーズ(MB),産後うつ病(PPD)へのリスク因子となっていないか否かについて,母子同室ケアとの比較において前方視的に検討する.
[方法とその準備]MB,PPDの診断方法(Stein質問表,Edinburghスケールなど)を産褥婦に適応するために,医学部倫理委員会の審査を受け,その倫理的問題点をクリアした.協力5施設のスタッフと研究遂行のための打ち合わせを行った.
[進行状況]協力5施設のうち3施設が新潟地震により被災したために,研究が大幅に停滞した.そこで,当初計画した無作為化研究による目標症例数の集積は不可能と判断し,ケースコントロール研究に変更し,最終的には過去に集積した症例も加えて解析する予定とした.今年度あらたに集積した症例数は80余例に達した.
[予備的解析]過去に集積した230余例を加えた約300例についてMB,PPD罹患率を概算すると,全体として28.6%,4.7%,母子異室ケアで35.3%,4.6%,母子同室ケアで21.7%,4.2%であった.これらは,過去に正常初産褥婦181例を対象にまとめた解析結果とほぼ一致していた(Int J Gynecol Obstet 2002;78:25-30).
[次年度の計画]次年度には,さらに症例を集積し,母子異室ケア群とこれに臨床的背景が相当する母子同室群を選別し,比較解析する.くわえて,種々の合併症妊産褥群と非合併症妊産褥群との比較解析も行い,これらを総合し,母子異室ケアの問題点,そのメンタルサポートのあり方について考察する.

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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