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2006 Fiscal Year Annual Research Report

内リンパ嚢におけるイオン輸送調節機構とその異常に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16591711
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

森 望  香川大学, 医学部, 教授 (90124883)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮下 武憲  香川大学, 医学部, 助手 (60363214)
Keywords内リンパ嚢 / イオン輸送 / Na-K-2C1コトランスポーター / P_<2Y> レセプター / パッチクランプ法 / RT-PCR / in situ hydridization / イオン輸送調節因子
Research Abstract

内リンパ嚢におけるイオン輸送機構とその調節機構を明らかにする目的で、電気生理学的および分子生物学的に上皮細胞におけるイオン動態、イオンチャンネル、イオントランスポーターについて調べた。
なるべくin vivoに近いイオン動態を検討するためにモルモット内リンパ嚢からシート状に上皮細胞組織を単離する方法を開発し、その方法で採取した組織においてイメージング法にてイオン動態を検討した。内リンパ嚢上皮細胞の中でもミトコンドリアを豊富に含んだ細胞が活発なナトリウム輸送をしていること、このタイプの細胞が内リンパの吸収に大きな役割をしていることを明らかにし、国際専門学術誌に発表した。
また、今までの電気生理学的研究から内リンパ嚢上皮細胞での存在が示唆されているNa-K-2Clcotransporter(NKCC)とP_<2Y> receptorを分子生物学的に確認した。ラット内リンパ嚢組織を採取し、RT-PCRにてNKCCおよびP_<2Y> receptorの存在とそのサブタイプを調べた。NKCCにおいてはサブタイプのNKCC1とNKCC2の存在がRT-PCRにて確認された。腎臓に特異的とされているNKCC2が同定されたことは内リンパ嚢が吸収能を持っていることを示唆する結果であると考えられる。P_<2Y>receptorのサブタイプはRT-PCRにてP_2Y_1,P_2Y_2,P_2Y_4,P_2Y_6が確認された。電気生理学的に示唆されたP_<2Y> receptorの存在が確認され、4種類のサブタイプが存在していることがわかった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Large Na^+ influx and high Na^+, K^+-ATPase activity in mitochondria-rich epithelial cells of the inner ear endolymphatic sac2007

    • Author(s)
      Miyashita Takenori
    • Journal Title

      Eur J Physiol 453

      Pages: 905-913

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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