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2004 Fiscal Year Annual Research Report

鼻茸の発生機序におけるγδT細胞の新たな機能の解析

Research Project

Project/Area Number 16591732
Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

相田 瑞恵  日本医科大学, 医学部, 助手 (20366719)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) RUBY Pawankar  日本医科大学, 医学部, 助教授 (00287674)
Keywords鼻茸 / γδT細胞 / Toll like receptor
Research Abstract

慢性副鼻腔炎やアスピリン喘息などに合併する鼻茸は、臨床的には比較的高い頻度で遭遇する疾患である。その発生機序においては遷延化する慢性炎症が重要な一因であると考えられているが、詳細なメカニズムは未だ十分解明されていない。鼻茸組織に浸潤する炎症細胞としては、半数以上が好酸球であることが明らかにされているが、好酸球以外にも肥満細胞やT細胞などがコントロールと比較し増加していることが報告されている。
T細胞の一つγδT細胞はTLRなどのレセプターを介し、MHC非拘束性に細菌・細菌由来のEnterotoxinを認識反応することが知られている。本研究において我々はこのγδT細胞に注目し、慢性副鼻腔炎やアスピリン喘息に合併する鼻茸の発生機序において、γδT細胞が果たしている役割を解明することを目指している。そのために、現在まで以下のような実験を進めてきている。
1.同意が得られた患者より手術時に採取した鼻茸組織から、γδT細胞を磁気細胞分離法(MACS)にて分離し、これらをfeeder cell(JY cellを使用)と共に培養しγδT細胞クローンを樹立した。
2.これらの細胞を、抗TLR-1、2、3、4抗体などを用いて免疫染色し樹立したT細胞クローンの特異性を検討した。
3.アレルギー性鼻炎患者の鼻粘膜からも同様にγδT細胞クローンを樹立して、これらの細胞を抗原刺激により活性化することにより、RANTES、Eotaxin、SCF、TGF-β、IL-4、IL-13などのケモカイン・サイトカインの産生が増大することを明らかとした(ELISA法にて)。
4.鼻茸由来のγδT細胞クローンをLPSやエンテロトキシンを用いて活性化した後、実験3同様にケモカイン・サイトカインの産生能の変化を比較検討している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Role of gamma-delta T cells in allergic airway disease2004

    • Author(s)
      Ruby Pawankar
    • Journal Title

      Chest research Journal

      Pages: 28-36

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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