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2004 Fiscal Year Annual Research Report

高純度視細胞前駆細胞の網膜への移植および移植ホストのコンディショニング

Research Project

Project/Area Number 16591748
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

秋元 正行  京都大学, 医学研究科, 助手 (90303453)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 政代  京都大学, 医学研究科, 助教授 (80252443)
万代 道子  京都大学, 医学研究科, 助手 (80263086)
Keywords視細胞 / 再生医療 / トランスジェニックマウス / 網膜移植 / in situ hybridzation
Research Abstract

(1)我々は、視細胞前駆細胞をGFP蛍光蛋白で標識されたトランスジェニックマウスを作製した。フローソーティングにより、そのマウスの網膜から効率的にGFP蛍光で標識された視細胞前駆細胞および視細胞を選択し得た。発生の各段階において、GFP陽性細胞を回収し、発生の各段階における遺伝子発現パターンを解析した。遺伝子発現の増減が特徴であったものには、従来の方法では検出しえなかった新規遺伝子も含まれていた。また新生児期における網膜を採取し、網膜変性モデルを用いて移植実験を行った。
(2)網膜ではMuller細胞が移植細胞のシナプス結合を阻害するが、Muller細胞に発現するGFAPおよびvimentinの欠損マウスにおいて、移植細胞導入効率が向上するという報告に基づき、分裂Muller細胞を特異的に傷害する代謝拮抗剤や、siRNAによる遺伝子発現抑制を行い、遺伝子欠損のない動物モデルに於いて、移植細胞導入効率を向上させる条件を検討した。siRNAは標的遺伝子の発現を抑制することをreal time PCRで確認した。しかし、移植効率の向上にはつながらなかった。また、Muller細胞による瘢痕形成を抑制する薬剤の投与によって、移植視細胞の生着率向上を認めた。組織学的検討では、シナプス特異的蛋白の発現を認め、3次元的解析においても、移植細胞がシナプスを形成していることが示唆された。
(3)本研究の過程において、mRNAレベルで遺伝子発現を解析するin situ hybridization法における、改良技術を開発した。従来法であれば時間のかかるプローブ作製を二段階のPCRで短時間に作製出来るようになりこれを報告した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] A new PCR-based approach for the preparation of RNA probe2005

    • Author(s)
      Suzuki T et al.
    • Journal Title

      Journal of Biochemical and Biophysical Methods 62・3

      Pages: 251-258

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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