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2005 Fiscal Year Annual Research Report

高純度視細胞前駆細胞の網膜への移植および移植ホストのコンディショニング

Research Project

Project/Area Number 16591748
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

秋元 正行  京都大学, 医学研究科, 助手 (90303453)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 政代  京都大学, 医学研究科, 助教授 (80252443)
万代 道子  京都大学, 医学研究科, 助手 (80263086)
Keywords視細胞 / 再生医療 / トランスジェニックマウス / 網膜移植
Research Abstract

我々は、網膜視細胞および視細胞前駆細胞をGFP蛍光蛋白で標識させたトランスジェニックマウスを用いて、昨年度に引き続き実験を行った。その新生仔期における網膜を採取し、網膜変性モデルに対して移植実験を行った。単独の移植では細胞の生着は不十分であったが、瘢痕形成を抑制するChondroitinase ABCを移植と同時に投与することによって、移植視細胞の生着率向上を認めた。組織学的検討では、シナプス特異的蛋白の発現を認め、3次元的解析においても、移植細胞がシナプスを形成していることが示唆された。また、網膜全体がGFP蛍光蛋白で標識されたトランスジェニックマウスを用いて同様の実験を行った。視細胞は、視細胞があるべき位置にとどまり、視細胞でない細胞は、それらの細胞はあるべき位置へ侵入していくことが観察され、それぞれの細胞が到達すべき位置を認識していることが示唆された。
網膜電図を用いた生理的な機能回復を調べた。12匹の片眼のみに処置を行い、対眼をコントロールとした。1匹の処置眼で正常と同等のA波が観測され、その対眼では反応がなかった。残念ながら今回の実験では、明らかな機能回復を示すことはできなかった。
一方、マウス虹彩細胞を培養し、遺伝子導入によって視細胞様の細胞の作製を試みた。我々の過去の報告に基づき、遺伝子導入方法をさらに改良しより効果的な、作製法を検討した。また、マイクロアレイ法を用い、発現プロファイルを網羅的に検討中である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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