2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16591779
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Research Institution | National Hospital Organization Tokyo Medical Center |
Principal Investigator |
岩田 岳 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), 視覚研究部, 細胞・分子生物学研究室長 (90374157)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 俊秀 東京医科大学, 臨床プロテオーム研究センター, 教授 (40663092)
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Keywords | 緑内障 / オプチニュリン / 分子間相互作用 / Rab8 / 水晶発振子 / 細胞オルガネラ / 神経節細胞 / 網膜 |
Research Abstract |
正常眼圧緑内障の原因遺伝子として報告されたオプチニュリン(OPTN)のクローニングを行い、緑内障患者で発見された遺伝子変異を導入して、結合タンパク質の一つであるRab8タンパク質との結合が阻害されるか水晶発振子を用いて検証を行った。その結果、E50Kの変異体OPTNはRab8との相互作用が全くないことが明らかとなった。さらに、異なる実験方法である、GSTプルダウン法を用いても類似する実験結果を得た。我々は変異体OPTNの発現は細胞オルガネラに何らかの変化をもたらすと考え、ラット網膜神経節細胞株(RGC5)に変異体OPTNを強制発現させ、オルガネラの変化を観察した。変異体OPTNの発現は細胞死を起こすことが明らかとなった。Rab8タンパク質は小胞体輸送に関与していると考えられ、現在輸送経路への影響を詳細に検討している。最近の報告によるとRab8タンパク質は核内輸送にも関与していることが報告されており、転写レベルでのOPTNの機能も合わせて考える必要がある。
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Research Products
(6 results)