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2005 Fiscal Year Annual Research Report

破骨細胞前駆細胞樹立株を用いた破骨細胞形成に関与するリン酸化蛋白の網羅的解析

Research Project

Project/Area Number 16591835
Research InstitutionMeikai University

Principal Investigator

天野 滋  明海大学, 歯学部, 助教授 (90167958)

Keywords破骨細胞前駆細胞株4B12細胞 / リン酸化タンパク / ERK / p38 / JNK / AP-1 / NFATc
Research Abstract

破骨細胞特異的分化制御に関与するリン酸化タンパク質の解明について
破骨細胞分化制御に関与しているリン酸化タンパク質を、二次元電気泳動を用いた網羅的解析方法により解明することを目的としている。
この網羅的解析の時期を決定するために、破骨細胞分化の関連シグナルであるERK, p38、JNKのリン酸化時期、その下流で破骨細胞分化に関与している転写因子AP-1とNFATc1による転写レベルの遺伝子発現調節時期をゲルシフトアッセイで調べた。
1、M-CSF刺激におけるERK Kのリン酸化は、5分から認められ120分で最大になった。
2、sRANKL刺激におけるp38のリン酸化は30分からJNKのリン酸化は10分から認められ、ともに6時間まで上昇していた。
3、M-CSFとsRANKL刺激における核抽出タンパク質を用いて、AP-1結合塩基配列への結合時期を調べた。1日目から上昇し4日目をピークにその後減少した。このAP-1がc-Fosとc-Junのヘテロダイマーであるか検討中である。
4、M-CSFとsRANKL刺激における核抽出タンパク質を用いて、NFATc結合塩基配列への結合時期を調べた。5日目から認められその後7日目まで認められた。このNFATcがNFATc1であるか否か特異的抗体を用いて検討中である。
破骨細胞の分化や骨吸収機能において最も重要な転写因子であるNFATcが5日目以降に転写に関与している可能性が認められたこと、そしてTRAP陽性細胞の出現時期と一致したことからこの時期の核内のリン酸化タンパク質の網羅的解析を行う予定である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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