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2005 Fiscal Year Annual Research Report

間葉系幹細胞を用いた顎骨再生医療の試み

Research Project

Project/Area Number 16591964
Research InstitutionKYUSHU DENTAL COLLEGE

Principal Investigator

波多野 圭紀  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (10326465)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安藤 浩伸  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (40285466)
細川 隆司  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (60211546)
Keywords再生医療 / 骨再生 / 歯科用インプラント / PRP
Research Abstract

我々は本研究課題において,インプラントを埋入する際に生じる頬側の骨欠損に対する画期的治療技術として,自己の骨髄から採取した自己幹細胞を骨芽細胞に分化させた細胞をPLGA吸収性膜上に培養した「人工骨膜」を開発し,これをGBRに応用することによりインプラントの適用を飛躍的に拡大できるのではないかと着想し研究を開始した。本年度は,患者からの自己幹細胞(mesenchymal stem cell : MSC)の採取方法と採取する際の条件に関してイヌを用いて検討を行った.これまで、我々は腸骨より骨髄液を採取してMSCの培養を行ってきたが、歯科領域においては口腔内より採取することが望まれる。そこで、今回我々は下顎歯槽骨より骨髄液を採取することを試みた。下顎骨に穿孔し注射針で骨髄液を採取した場合、刺入点の大きさや方向により採取量が左右された。充分量(約1ml以上)の骨髄液が採取できた場合,腸骨より分離したものより細胞数は少ないもののMSCは問題なく培養できた。また、骨髄へのアクセス可能な経路として、何らかの原因で抜歯した時に生じる骨孔(抜歯窩)より骨髄液を採取しMSCを培養することも試みたが,末梢血の混入を防ぐのが困難であった。しかし、手術用の骨ドリルを用いて抜歯窩の壁を尖通することにより骨髄液の採取量を増加させることを計った結果,MSCは歯槽骨より分離したものと同程度分離・培養できた。以上の結果から、腸骨以外の様々な部位からMSCを分離・培養する場合、採取された骨髄液の量と末梢血の混入量により結果が大きく左右されることが明らかになった。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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