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2004 Fiscal Year Annual Research Report

エナメル上皮腫のWnt,Shh‐Ptchシグナル系に関する分子生物学的研究

Research Project

Project/Area Number 16591993
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

西田 光男  京都大学, 医学研究科, 講師 (50154620)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清水 章  京都大学, 医学研究科, 教授 (00162694)
高橋 克  京都大学, 医学研究科, 助手 (90314202)
菅井 学  京都大学, 医学研究科, 助手 (90303891)
小杉 真司  京都大学, 医学研究科, 教授 (50252432)
Keywordsエナメル上皮腫 / β-カテニン / PTCH / ポリモルフィズム / 体細胞突然変異
Research Abstract

PTCH遺伝子は、その変異によって基底細胞癌などに関与し、生殖細胞における変異は基底細胞母斑症候群(80%程度の患者に多発性の顎骨嚢胞が認められる)を引き起こすことが知られている。近年、エナメル上皮腫においてPTCHタンパクの発現が亢進していることが示され、また、PTCH遺伝子の5'側非翻訳領域に認められるCGG繰り返し配列に7回のものと8回のものの2型が存在することが確認された。当教室ではエナメル上皮腫や歯原性角化嚢胞など歯原性上皮が関わる疾患でのPTCH遺伝子の変異及びポリモルフィズムの解析を行ってきた。その結果、エナメル上皮腫と類似した組織像を示すことのある基底細胞癌において多く認められるPTCH遺伝子の変異が、エナメル上皮腫には現在までのところ同定されない。しかし、CGG繰り返し数の多型に関するケース・コントロール解析によって、エナメル上皮腫患者群は非患者群と比べて8回繰り返し型の保有率が優位に多いことが判明し、さらに、この多型についての遺伝子型において、CGG7/7よりもCGG7/8が、さらにCGG8/8がエナメル上皮腫発生についての相対危険度が上昇する傾向にあることが判明した。
更にWntシグナル系に関わる分子であるβ-cateninについて種々の病理組織型のエナメル上皮腫14例について検索したところ、叢状型1例においてβ-cateninのExon3のリン酸化部位である33番目セリンがシステインに変わる体細胞突然変異を見出した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Germline mutitians of the PTCH jene in Japanese petituts with neveid Desel cell carcinoma Syndrase2005

    • Author(s)
      Tanioka M.Takahashi K etc.
    • Journal Title

      Arch Dermatol Kes 296・7

      Pages: 303-308

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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