2004 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌におけるangiogenin遺伝子の発現と機能解析
Project/Area Number |
16591999
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
岸本 晃治 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (40243480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 朗 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00170663)
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Keywords | angiogenin / 口腔癌 / RNA interference / 血管新生因子 / 血管新生 / リポゾームRNA / 増殖 / 浸潤・転移 |
Research Abstract |
1.DNA vector-based RNAi methodによるangiogenin-RNAi plasmidの作製:U6 RNA polymerase III promoterにより転写されるangiogenin-RNAi plasmidとしてpAng34ならびにTA0061-2、TA0061-3、TA0061-5と、これらに対応するcontrol vectorとしてpBS/U6ならびにpcPURU6biSTOP(SV401)をそれぞれ作製した。 2.口腔癌細胞へのangiogenin-RNAi plasmidの遺伝子導入およびangiogenin-RNAi stable transfectantの作製:まず、HeLa細胞にtransfectionを試み、4つのangiogenin-RNAi stable transfectantと2つのcontrol vector stable transfectantを選択した。次にUM1およびUM2細胞へtransfectionを試みたがstable transfectantを選択することはできなかった。このため、angiogeninの分泌レベルがUM1およびUM2細胞よりも高くリンパ節への高転移株であるHSC-2にtransfectionを試みた。そして、3つのHSC-2 angiogenin-RNAi stable transfectantと2つのcontrol vector stable transfectantを選択した。 3.Angiogenin-RNAi stable transfectantにおけるangiogeninレベルの測定:HeLa angiogenin-RNAi stable transfectantはcontrol vector transfectantに比べ、いずれも3倍以上angiogeninのレベルは下がっており、これらのデザインのRNAiが機能していることを確認した。 4.In vitroでのHSC-2 angiogenin-RNAi transfectantとcontrol vector transfectant両クローンにおける細胞増殖能:細胞数を経時的に測定したところ、angiogenin-RNAi transfectantでは増殖スピードが有意に減少していた。
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Research Products
(2 results)