2005 Fiscal Year Annual Research Report
S.mutansおよびS.sobrinus用選択培地による齲蝕リスク者の検定
Project/Area Number |
16592096
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
平澤 正知 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (60095453)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 和子 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (20120496)
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Keywords | mutans streptococci / S.mutans用選択培地 / S.sobrinus用選択培地 / 齲蝕原性因子 / GTase遺伝子発現 / 齲蝕リスク |
Research Abstract |
1.DMF歯率とmutans streptococciの比率あるいは齲蝕治療後のmutans streptococciの変遷 (1)120名を対象にDMF歯率とmutans streptococciの検出比率を検討した結果,無齲蝕者(DMF歯率0)においては総streptococciに対する検出比率が明らかに低率であったが,齲蝕者では顕著な差が認められなかった。 (2)10名を対象に齲歯治療前と治療1ヶ月後におけるブラッシング歯垢中のmutans streptococciの検出比率を検討した結果,その間に明らかな差は認められなかった。 2.齲蝕群と無齲蝕群におけるS.mutans菌株の齲蝕原性の相違について (1)耐酸性能:エナメル質脱灰を起こす低いpHでも増殖できる性質を持つS.mutansにおいて,齲蝕活動性が違うと考えられる齲蝕群10名10株,無齲蝕群10名10株間で相違が認められるか検討したところ,耐酸性能に有意差は認められなかった。 (2)固着・集落化能:S.mutansの歯面への集落化を人工歯垢形成能で検討したところ,齲蝕群10菌株と無齲蝕群10菌株間に有意差は認められなかった。 (3)グルカン合成能:齲蝕原性因子として最も重要なglucosyltransferase(GTase)活性を齲蝕群10菌株と無齲蝕群10菌株で比較したところ,両群菌株間に有意差は認められなかった。 (4)GTase遺伝子発現:S.mutansの保有する3種のGTase(GTF-B,-C,-D)遺伝子のmRNA発現レベルを各種primerを用いRT-real time PCR法により解析した。齲蝕群10菌株と無齲蝕群10菌株における3種gtfB,gtfCおよびgtfDの発現レベルは菌株間に変動は見られるものの,齲蝕群と無齲蝕群間において差異は認められなかった。
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Research Products
(2 results)