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2004 Fiscal Year Annual Research Report

ダウン症候群患者の遺伝子多型解析による歯周病発症遺伝子検索

Research Project

Project/Area Number 16592102
Research InstitutionMatsumoto Dental University

Principal Investigator

穂坂 一夫  Matsumoto Dental University, 大学院・歯学独立研究科, 助教授 (10199466)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 笠原 浩  松本歯科大学, 大学院・歯学独立研究科, 教授 (50097490)
王 宝禮  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (20213613)
Keywordsダウン症候群 / 歯周病 / 発症遺伝子 / PCR-RFLP
Research Abstract

歯周病、高血圧、糖尿病などのいわゆるcommon diseaseの疾患原因遺伝子は、原因因子が多様であることから、いまだ明らかにされていない。近年の1塩基多型(Single Nucleotide Polymorphisms:SNPs)解析が、疾患感受性の解明や薬物に対する応答性の解析に有用であることが明らかになってきた。歯周病原因菌に対するヒトの感受性の違いについて、成人性歯周病発症遺伝子の検索が行われるようになり、HLA classII抗原遺伝子、CD18遺伝子、IL-1遺伝子等が歯周病発症遺伝子として報告されている。一方染色体異常であるダウン症候群患者が、歯周病の早期から急速に進行する事は知られており、我々の疫学的調査からも確認している。さらに、ダウン症候群患者では他の精神遅滞患者と比較して、歯肉結合組織の接着性が低下傾向にあることが示され、このことがダウン症候群患者の染色体異常に伴う内的因子による歯周病発症のメカニズムを示唆するものと考えられる。そこで、本研究はダウン症候群患者の歯周病発症に関連が予想される遺伝子に着目し、PCR-RFLP解析を用いて新たなダウン症候群患者の歯周病発症遺伝子の発見を目的とした。
ダウン症候群患者27名に対して歯周病をスクリーニングし、インフォームドコンセントのもとで口腔内からDNAを抽出した。現在までに、炎症性サイトカインであるIL-1A,IL-1B及びLPS(リポ多糖類)の受容体であるTLR2,TLR4について1塩基多型解析を行ったところ、差に有意性は認められなかった。引き続き他の遺伝子の検索、解析を行う予定である。
本研究の結果により、まだ発症していないが体質的(遺伝的)に歯周病を発症し易い人に対して、予防医学的な面から指導することで発症そのものを食い止められるようになるかもしれない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] ダウン症候群における歯冠長と比較した歯根長の検討2004

    • Author(s)
      穂坂 一夫, et. al.
    • Journal Title

      障害者歯科 別刷 25-4

      Pages: 572-576

URL: 

Published: 2010-01-29   Modified: 2016-04-21  

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