2004 Fiscal Year Annual Research Report
インタラクティブな環境を提供する看護技術教育用システムの試み
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16592135
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Research Institution | The Japanese Red Cross Toyota College of Nursing |
Principal Investigator |
松田 日登美 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 助教授 (30219638)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柿原 加代子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (30214258)
桂川 純子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 助手 (40369608)
水野 智 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (10369605)
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Keywords | 看護技術教育 / インタラクティブ / ビデオコンテンツ |
Research Abstract |
平成16年度は、(1)インタラクティブな環境として掲示板機能を備えたVODによる看護技術教育サポートシステム(以下「システム」とする)の設計構築、(2)システム上で利用されるビデオコンテンツの作成と編集、(3)システムの操作性とビデオ閲覧画面について、学習者の評価を行った。 システムは、コンテンツを含めてサーバー上で管理され、webブラウザで閲覧する(Microsoft Internet Explorer^<【○!R】>にて動作確認済)。画面構成は、ビデオ表示部・解説表示部・掲示板部とし、ビデオ表示部はWindows Media Player^<【○!R】>を使用し、解説表示部には、コンテンツ内容の解説等を提示した。掲示板部は、ビデオ画面を確認しながら教授者に質問できるよう同一画面で設計した。掲示板に書き込むと、学習者・教授者の登録者に書き込み通知のメールを配信し、タイムラグを少なく、かつ疑問点を共有できる環境に設計した。掲示板部分は、平成17年度に評価する。 ビデオコンテンツは看護技術習得の重要部分であり、文献検討等から学習効果を高めるズームアップ、スロー再生、多角度および実施者の視点を模したカメラアングル等を取り入れ、編集した。ダウンロード時間にも配慮し、一つの技術項目を複数のコンテンツに分割した。 これらについて学習者からの評価は、コンテンツの構成要素については評価が高く、繰り返しの視聴、on-demand性、システムの操作性、システムへの関心度は全員が「かなり役立つ」と評価した。逆に、画面の大きさ、配置は、評価が低かった。KJ法で分析した自由記載では、大項目として「システムの高い利便性」、「わかりやすいコンテンツの構成や動画内容・解説」、「効果的な自己学習」「技術に自信が持てる」が挙がった。
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Research Products
(1 results)