2004 Fiscal Year Annual Research Report
胎児診断時のインフォームド・コンセントに対する妊婦・家族のニーズについての研究
Project/Area Number |
16592151
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
村上 京子 山口大学, 医学部, 講師 (10294662)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚原 正人 山口大学, 医学部, 教授 (20136188)
辻野 久美子 山口大学, 医学部, 助教授 (60269157)
飯野 英親 山口大学, 医学部, 講師 (20284276)
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Keywords | 妊娠 / 出生前診断 / 羊水検査 / 超音波検査 / インフォームド・コンセント |
Research Abstract |
出生前診断(羊水検査・超音波検査)に対する検査時のインフォームドコンセントについて、および検査を受ける妊婦の看護について、妊婦と家族の意識、医療者から情報提供してほしい内容と時期などを明らかにする目的で研究計画を立案し、調査を実施する準備段階である。 山口大学医学部附属病院産婦人科外来において、高齢妊娠(35歳以上)、または超音波検査により胎児異常が疑われ、羊水検査を受ける妊婦に接し、羊水検査の説明、相談を行ない、看護する関わりの中で聴き取り調査を行う予定である。倫理委員会で承認を受け、平成17年4月より調査開始予定である。 次に、超音波検査に対する実施の現状と妊婦の意識について調査する目的で、市町村の乳児健診(3-4か月)を対象にアンケート調査の実施を計画している。文献検索を行い、研究計画を具体化している途中である。旭川保健所、宇部保健センターと連絡を取り、調査の実施について相談を行っている。各地域の産婦人科医の意向を聴きながら、対象選定を行っているところである。倫理的側面を検討するために、出産を終え小学生高学年を持つ女性などに対し、プレテストを開始している。 また、先行研究として行っている「先天異常のための出生前診断に対する生殖年齢の知識と態度」(英国、タイとの共同研究)についての打ち合わせも兼ね、国際遺伝看護学会(ISONG)に出席し、出生前診断、超音波検査に関する海外の情報を得た。昨年度、3箇所の施設でデータ収集を行ったため、集計・分析を行っているところである。
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