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2004 Fiscal Year Annual Research Report

精神障害者のリカバリーを促す看護援助の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16592195
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

岩崎 弥生  千葉大学, 看護学部, 教授 (60232667)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 荻野 雅  千葉大学, 看護学部, 講師 (60257269)
野崎 章子  千葉大学, 看護学部, 助手 (90361419)
松岡 純子  千葉大学, 看護学部, 助手 (40375621)
水信 早紀子  千葉大学, 看護学部, 助手 (50375622)
Keywords精神障害者 / リカバリー / 回復 / 看護援助 / 質的研究
Research Abstract

目的:本研究は精神障害者の地域における療養生活の実際及び彼らのリカバリー(回復)の構造を明らかにして、精神障害者の地域ケアへの転換に貢献することを目指す。研究の第1段階では、仮説生成的研究アプローチを用いて、精神障害者が地域生活の中で編み出してきた療養生活の術から彼らのリカバリーの特徴を抽出して、リカバリーを促す看護援助に関する示唆を得ることを目標とした。
方法:研究参加者は東京都X区及び千葉県Y市にある地域生活支援センターならびに当事者会の利用者から募った。参加者に対して、研究の趣旨、研究参加による利益・不利益、参加者の権利(プライバシーの権利、研究参加を断り中断する権利、自己決定の権利、害されない権利、基本的人権など)、研究者の義務について書面を用いて説明し、参加者から同意を得た。
データ収集には面接インタビューを用い、インタビュー内容は参加者の許可を得て録音した。データ分析には質的研究方法の分析手順を用い、まずローデータを忠実に反映しながらコード化し、次にコード化されたデータをカテゴリー化していった。
結果:対象者は男性30名(75%)、女性10名(25%)の計40名であった。年齢は27歳から54歳まで分布し、平均年齢は38.3歳(SD=8.6)であった。対象者の診断は統合失調症27名(67.5%)、感情障害8名(20%)、神経症5名(12.5%)であった。
データ分析の結果、リカバリーとは、傷を抱えながら新しい自分に成長することであり、誇りを取り戻す過程であることが示された。また、リカバリーへの影響要因として、自分の障害を知ること、医療を自分のために活用できること、わがまま性/主体性を発揮できる場があること、ありのままの自分を認めてくれる人が存在すること、解放される場があること、などが析出された。
今後の展開:次年度は、今年度の研究成果をもとに精神障害者のリカバリーの構造を検討し、その結果から精神障害者のリカバリーを促す看護援助を開発し、パイロットスタディを行い、看護援助の効果を評価する予定である。

Research Products

(1 results)

All 2004

All Journal Article

  • [Journal Article] Preliminary study on the recovery of people with mental ilnless2004

    • Author(s)
      Iwasaki Y, Ishikawa K, Watanabe R, Nosaki A
    • Journal Title

      Global Forum for Health Research 8, Mexico City, November 16-20

URL: 

Published: 2006-07-11   Modified: 2016-04-21  

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