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2005 Fiscal Year Annual Research Report

地域在住軽度認知低下者の痴呆進展に対する痴呆予防教室の介入効果

Research Project

Project/Area Number 16592231
Research InstitutionShimane Nursing College

Principal Investigator

山下 一也  島根県立看護短期大学, 看護学科, 教授 (30210412)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井山 ゆり  島根県立看護短期大学, 看護学科, 助手 (80342278)
Keywords認知症予防教室 / 高齢者 / ミニメンタルテスト
Research Abstract

認知症のケア方法の一つとして、認知症予防教室が各地で行われている。しかし、認知症予防教室の効果に対して客観的なデータの報告は少ない。われわれは、物忘れ予防教室を2004年度より、雲南市掛合町役場健康管理センター、雲南市掛合公民館と波多公民館などと連携を取り、認知症予防教室の開催を始めた(1地区24回開催で、2地区開催)。認知症予防教室では軽運動、回想法、自分史作成などを行っている。
認知症予防教室参加者54名のうち、連続で認知症予防教室に参加し、2004、2005年度の認知機能のデータがある24名(平均年齢75.8歳)を分析したところ、ミニメンタルテスト(MMSE)27.9±2.5点→28.8±1.9点であった。対照として、認知症予防教室に参加していない高齢者32名(平均年齢74.3歳)は28.2±1.6点→27.3±2.3点であった。これを、MMSEの1年間の変化で改善群(2-6点増加)、不変群(1点以内)、悪化群(2-6点減少)の3群に分けたところ、認知症予防教室参加群では、改善群9名、不変群12名、悪化群3名であり、一方、対照群では、改善群3名、不変群19名、悪化群10名であった(p<0.05)。これらのことより、本認知症予防教室は効果が見られていると思われる。
2006年度はさらにプログラムの検討をはかり、認知症予防教室の有効性についてさらに検討していく予定である。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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