2005 Fiscal Year Annual Research Report
現代における都市の祭りのパフォーミング・アーツ〜高知よさこい祭りの創造と進化〜
Project/Area Number |
16602005
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
岩井 正浩 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80036392)
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Keywords | 高知よさこい祭り / よさこい鳴子踊り / 現代の都市の祭り / よさこい節 / 祭りのパフォーミング・アーツ |
Research Abstract |
平成17年度は、8月に第52回よさこい祭り調査を実施した。特に「上町」チームの地方車」に搭乗し、内側からのよさこい祭りを調査した。8月9日の前夜祭、10〜11日の本祭、そして全国大会・後夜祭と祭りの全てを体験し、この中で地方車の役割、各スタッフおよび地区競演場と町内会の役割を把握することができた。 8月27〜28日は、都市の祭りとして、第25回浅草サンバカーニバル、および第49回東京高円寺阿波おどりを調査した。前者がイベントとしての形を取っているのに対し、後者は高知よさこい祭りとほぼ同時期に成立した都市の祭りである。ただ8年前の1997年の調査時とは、規模が著しくなっていて、イベントという側面が強い。 9月には、地区競演場および振付け師への聞き取り調査を実施した。また、徳島県美馬郡つるぎ町一宇「一宇の雨乞い踊」(10月14日)、沖縄首里城の「冊封儀式」(10月29日)、愛知県北設楽郡東栄町河内&足込「花祭り」(11月25-27日)と祭りの関連調査も実施した。12月27-28日は高知商工会議所と高知新聞社で資料調査を、2006年1月22-23日には主力チームおよび地区競演場・演舞場での聞き取り調査を実施した。 これらは著書としての『これが高知のよさこいだ!〜いごっそとハチキン達の熱い夏』に現在執筆中である。
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Research Products
(3 results)