2004 Fiscal Year Annual Research Report
総合的な学習のカリキュラム開発リーダーを育成するオンライン研修の開発及び評価研究
Project/Area Number |
16611005
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Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
小柳 和喜雄 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (00225591)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木原 俊行 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (40231287)
堀田 龍也 静岡大学, 情報学部, 助教授 (50247508)
山内 祐平 東京大学, 大学院・情報学環, 助教授 (50252565)
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Keywords | 総合的は学習の時間 / カリキュラム開発リーダー / オンライン研修 |
Research Abstract |
本研究は、優れた学校カリキュラム開発能力を持つ複数のリーダー(地域特性、学校特性を考慮して抽出する)から、研究プロセスに関する情報を収集し、それを共有し、リーダー育成のための研修プログラムの検討を行った。 具体的には、16年度、次のような3つの点に焦点化して、研究を進めた。 (1)Crosscurricula Themeなどで実績のあるヨーロッパで取り組みに着目して、「総合的な学習の時間」のコーディネートの方法(誰が、どのような役割を果たすことを期待されているか、実際どうなのか)について、またオンラインを活用した研修方法(どのような研修方法が可能なのか)について、諸外国の動向のレビューを行った。例えば、英国では、Subject Leader(以前はCurriculum coordinatorとよく言われていた)が、教科内で、またリーダー同士が連携して、学際的なトピックの設計・実施・評価を行っている。オンライン研修では、例えば、ドイツがEL3プロジェクトなどによって、リーダー育成の雛形をつくり、7州によって利用実績を行っている。これらの詳細を検討した(17年度発表予定)。 (2)奈良県の教育研究所と連携して、小学校で総合的な学習の時間をリードしている教師1人、中学校で総合的な学習の時間をリードしている教師1人、高等学校で総合的な学習の時間をリードしている教師1人、総合的な学習の時間に関わってきた研究所の主任1人と、総合的な学習を各学校でコーディネートしていく方法について、TV会議システムを用いながら、そのプログラム内容や、オンライン研修の可能性や利用の実際について、検討を進めてきた(17年度発表予定)。 (3)研究分担者の木原が中心となり、堀田、山内と共に、岡山と熊本で総合的な学習の時間のコーディネートに実績のある教師2名をコーディネータとして、東京、静岡、富山、奈良、徳島、兵庫、熊本の各小学校教師各1名に参加いただき、場所と時間に制約されず自己研修できるWWW活用したe-Learning研修プログラムの開発と実践と評価を行った。参加リーダーが気軽に悩みを相談できる対面式応答環境(多地点TV電話)下でのアドバイスの方法や支援体制なども明らかにするように試みた。詳細は、木原が、3月19日の日本教育工学会の研究報告会にて発表を行った。
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Research Products
(7 results)