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2004 Fiscal Year Annual Research Report

アレルギー患者血清に反応するコムギアレルゲン候補タンパク質の検出と解析

Research Project

Project/Area Number 16613012
Research InstitutionNational Food Research Institute

Principal Investigator

橘田 和美  独立行政法人食品総合研究所, 企画調整部, 主任研究官 (60353926)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川本 伸一  独立行政法人食品総合研究所, 企画調整部, チーム長 (20169775)
Keywordsコムギ / アレルゲン候補タンパク質 / 二次元電気泳動 / イムノブロッティング
Research Abstract

コムギの試料として国内産主要品種である北海道産ホクシンを用いた。コムギタンパク質の抽出条件及び2次元電気泳動の条件等の設定を行い、良好な2次元展開像を得られるようになった。一次元目の展開範囲としてpI3〜10を選択した。市販のコムギアレルギー患者血清を数点収集した。これら市販血清を用い、イムノブロッティングを行い患者血清中のIgEが認識するタンパク質を化学発光法(ECLplus)により検出した。いずれの患者血清においても患者血清IgE結合タンパク質が単数個のみでなく複数個検出された。検出されたタンパク質について分子量(MW)、等電点(pI)を2次元電気泳動像解析ソフトにより算出した。患者血清と反応性のあるタンパク質は主としてMW40kDa、pI8付近を中心とする一群のタンパク質とMW15kDa、pI7付近を中心とするタンパク質であった。これらのIgE結合タンパク質のうち、複数の患者血清によって認識されるタンパク質数種について一次構造解析に供した。N末端アミノ酸配列の解析ではピークが認識されず、N末端のブロックが推定された。質量分析(MS)においては、分析に供したタンパク質のうちMW40kDa前後、pI7付近に展開される一種のタンパク質については同定に至ったので、現在、更に詳細な検討を重ねている。しかし、他のタンパク質についてはMS解析においても明確なピークを得ることが出来ていないので、MS解析の前処理である加水分解等の条件検討を行っている。

  • Research Products

    (3 results)

All 2005

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] Variations in lipid content and fatty acid composition of major non-glutinous rice cultivars in Japan2005

    • Author(s)
      Kitta, K. et al.
    • Journal Title

      J.Food Comp.Anal. 18

      Pages: 269-278

  • [Journal Article] 食物アレルギーの現状と対策2005

    • Author(s)
      橘田和美
    • Journal Title

      日本食品科学工業会誌 52

      Pages: 52-59

  • [Journal Article] 組換え農作物の安全性評価のための食品成分データベースの作成2005

    • Author(s)
      橘田和美等
    • Journal Title

      日本食品化学学会誌 12(1)

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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