2004 Fiscal Year Annual Research Report
都市の沿道騒音低減に関する国際共同研究のための企画調査
Project/Area Number |
16636017
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤本 一壽 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 教授 (90112309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
穴井 謙 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 助手 (10325467)
黒木 荘一郎 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (30094139)
今泉 博之 独立行政法人産業技術総合研究所, 地圏資源環境研究部門, 主任研究員 (50356515)
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Keywords | 道路交通騒音 / 環境騒音 / 騒音に係る環境基準 / 騒音対策 / 研究の立案 / 国際共同研究 |
Research Abstract |
自動車騒音は,都市の幹線道路沿道に居住する住民の生活環境を脅かす大きな問題であり,有効な沿道騒音低減手法の提示が緊急な研究課題となっている。沿道騒音を低減するには,道路,交通流,沿道の建物,住民の生活様式などを総合的に考慮した合理的な騒音対策を講じることが必要である。このような観点から,本研究は,我が国の自治体,EUと中国における沿道騒音の実態と沿道騒音への取り組み状況を調査・分析し,それに基づいて,沿道騒音低減に関する国際共同研究の計画立案を行うことを目的とした。 まず初めに,自治体の環境騒音担当者を対象に,環境騒音の実態と沿道騒音対策に関するアンケート調査をWeb上で実施した。全国17自治体の環境騒音担当者から回答を得ることができ,これによって,環境騒音の実態と沿道騒音対策の現状の概要を把握することができた。続いて,藤本,穴井,今泉が2004年11月にドイツ(Bremen, Hamburg, Berlin)を訪問し,現在EUで進められている先進的騒音低減施策(Harmonoise Project & Imagine Project)の主要メンバーとmini-conferenceを開催し,プロジェクトの詳細を調査した。さらに,藤本,黒木が2004年11月に中国(深セン,広州)を訪問して,中国の環境騒音の実態と騒音対策の情報を得た。以上の結果を踏まえて,「騒音に係る環境基準に適合する都市環境を実現するための戦略研究」を立案し,2006年度の科学研究費補助金基盤研究(A)に申請した。
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Research Products
(2 results)