2004 Fiscal Year Annual Research Report
植物モデル細胞の高度利用と関連情報の統合に関する調査研究
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16637001
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
松岡 健 独立行政法人理化学研究所, 形態構築研究チーム, チームリーダー (40222294)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長田 敏行 国立大学法人東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10012519)
馳澤 盛一郎 国立大学法人東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (40172902)
江坂 宗春 国立大学法人広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 教授 (70151975)
園部 誠司 兵庫県立大学, 大学院・生命理学研究科, 助教授 (30197024)
酒井 敦 国立大学法人奈良女子大学, 理学部, 助教授 (30235098)
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Keywords | タバコ / 培養細胞 / 国際会議 / 情報交換 / 国際協調 / ホームページ / 植物 / モデル細胞 |
Research Abstract |
本企画調査は、日本で作成され、世界的に最も広く基礎研究に利用されている植物培養細胞株であるBY-2細胞に関する研究知識を統合し、その利用価値を格段に高めることを目的として、そのためにどのような枠組みを作るべきかを調査し、可能であればその枠組みの構築を図ることを目的としている。そのために、BY-2細胞を利用して研究している研究者間の交流と、主要な研究者における枠組みに関する討議が必要となると考えられた。そこでまず、分担者がそれぞれの該当するフィールドで、この細胞を用いて研究を行っている主な研究者をリストアップした。ついで、これらの外国の研究者を交えて、研究交流とこの細胞に関する国際的な研究協力体制構築のための立ち上げを模索するために、国際シンポジウムを開催することとし、本科学研究費の研究グループ、理化学研究所植物科学研究センター、BY-2研究会の3者の共催として、平成16年9月に理化学研究所横浜研究所を会場として国際会議を開催した。この会議には、海外の6カ国からの招待講演者15名を含む32名の口頭発表と、20件のポスター発表が行われ、合計152名が参加した。また、この会議の折に、本研究のメンバーと海外の代表的な研究者5名で、今後の共同研究体制に関する打合せを行った。結果的には、今後の国際共同研究を企画するための情報を交換するためのホームページを代表者が年度内に立ち上げること、そのホームページを利用しながら、国際的な協調体制のための予算申請についての討論を行ってゆくこと、及び情報の蓄積場所と内容についての国際的な分担等を合意した。そこで、この合意を会議の最後のセッションで参加者にアナウンスした。また、このためのホームページを代表者が立ち上げた。
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