2004 Fiscal Year Annual Research Report
人工角膜・水晶体用ポリマー表面への機能性付与に関する国際共同研究の為の企画調査
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16639017
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
村原 正隆 東海大学, 電子情報学部, 教授 (40166301)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河合 憲司 東海大学, 医学部, 助教授 (00169666)
大島 健司 福岡大学, 医学部, 教授 (20078760)
塩田 洋 徳島大学, 医学部, 教授 (20035736)
宇治 幸隆 三重大学, 医学部, 教授 (40024799)
坂本 泰二 鹿児島大学, 医学部, 教授 (10235179)
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Keywords | 人工角膜 / 人工水晶体 / シリコーンゴム / 光化学的表面改質 / 親水基 / 濡れ性 / 蛋白質付着抑制 / 眼内レンズ |
Research Abstract |
(1)国内での会議および大学病院の訪問と医療現場の現状調査と研究組織作り 1)第1回企画調査会議(7月20〜22日):鹿児島県霧島ホテルに於いて企画調査会議を行い、各分担者の最近の研究についてプレゼンテーションを行った。特に、尾崎講師(福岡大学)からシリコーンゴム眼内レンズは網膜剥離手術中に白濁するから手術に影響すると言う報告が有った。それに対し、村原(東海大)から白濁理由はシリコーンゴム表面に水滴が付着するためだと考える。このため表面を親水基で置換すれば解消するだろうと言う提言があった。 2)三重大学医学部(16年12月20〜22日)を訪問し、佐宗幹夫助教授の行っている硝子体手術の見学後、『レーザーによる材料表面の分子制御と移植素子への応用』と題する論文を佐藤雄二(東海大学)が報告した。 (2)国際会議に於ける研究動向調査と研究組織及び企画作り 1)プラスチック材料に関する会議(米フィラデルフィア):4th International Symposium on Contact Angle, Wettability and Adhension(6月14〜16日)に出席し、プラスチックの濡れ性改善についての手法および最新情報収集を行った。 2)ヨーテボリ(スウェーデン)「Department of Applide Physics Calmer University of Technology」のProf.Bengt Kasemoを訪問(8月19〜23日)、お互いに異なる手法によるプラスティク表面への蛋白質付着抑制効果についてディスカッションを行い、光化学的表面改質法について指導を行った。次に、ストックホルム「Materials and Coating Section, Area Manager Surface Modification of Institute for Surface Chemistry」のDr.Kenth Jehanssonを訪問(8月24〜27日)、アンモニア・プラズマ処理によるPET表面の親水性化と、レーザーによる表面処理による、表面改質効果の差異について実験を交えながらディスカッションを行った。 3)ボストン(米国)「2004MRS FALL MEETING」(11月29日〜12月3日)にて成果発表・情報収集を行い、マイアミ大学(米国)のProf.J.M.Parel(海外共同研究者)を訪問し、当該研究の打合せ、眼内レンズ材料についての最近についてディスカッションを行なった。
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Research Products
(6 results)