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2004 Fiscal Year Annual Research Report

情報の微視的意味構成とその計量に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16650006
Research InstitutionWakayama University

Principal Investigator

鯵坂 恒夫  和歌山大学, システム工学部, 教授 (30175864)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 満田 成紀  和歌山大学, システム工学部, 助教授 (10283954)
吉田 敦  和歌山大学, システム情報学センター, 講師 (50283495)
福安 直樹  和歌山大学, システム工学部, 助手 (60324993)
Keywordsプログラム解析 / 仕様記述 / ソフトウェア設計 / ソフトウェアリポジトリ / UML
Research Abstract

情報のもつべき意味をボトムアップにモデル化することが本研究の目的である。情報は最終的にはコンピュータシステムで処理されることを前提としているので、その最も機械寄りの局面であるプログラムに本年度は重点をおいた。その結果、構文情報をストリーム形式で表現する体系から意味の粒子の組合せを抽出する方法を考案した。意味粒子は基本粒子(イベント、データ、値、ファンクション、アクション)およびそれを基礎として相互に組み合わせられる5群の粒子(型の構成、ファンクションの作用、条件、条件と能動要素の組合せ、構造)として同定する。
プログラムの構文情報が暗黙的に持つ意味は記述順序にも実行制御の位置にも依存するが、微視的意味構成はそれらに非依存であるため、プログラムレベルの意味抽出においてはこの変換が重要であることが判明した。ストリーム形式の構文情報に対しては、木構造を戻りがけ順にボトムアップでパターンマッチを利用しながら効果的に解析することができ、その中間形式に含まれる相互参照を解決するフェーズを分けることで、リポジトリのトップダウン解析よりも容易に複雑な変換処理が可能となった。
本年度はまた、中上流のソフトウェアプロダクトに対する意味情報記述の試行も行った。最上流プロダクトであるユースケースとシナリオを粒子的に意味構成するにあたって、考えうる変換のバリエーションを整理した。中流プロダクト(データフローモデル、状態遷移モデル)に対しては先行研究の蓄積があるので、上流および中流プロダクトを同じ意味モデルで比較し、設計展開のパターン化をはかる研究に着手した。用いる意味モデルは先述のプログラムレベルのものと同じであるので、さらに下流まで通した垂直トレースに向けて、次年度の研究をすすめていく。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005 2004

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] プログラム解析における細粒度の構文情報の連係に向けて2005

    • Author(s)
      吉田敦, 鰺坂恒夫, 福安直樹, 満田成紀
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術報告 105巻(発表予定)

  • [Journal Article] JavaScriptを含むWebアプリケーションの解析手法2004

    • Author(s)
      福安直樹, 初見太輔, 満田成紀, 吉田敦, 鰺坂恒夫
    • Journal Title

      レクチャーノート/ソフトウェア学 30

      Pages: 229-232

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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