2004 Fiscal Year Annual Research Report
高解像全方位ビデオ映像と歩行動作に基づく没入型仮想化現実環境の構築
Project/Area Number |
16650020
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
横矢 直和 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10252834)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 智和 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (50362835)
池田 聖 日本学術振興会, 特別研究員(COE)
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Keywords | バーチャルリアリティ / 没入型環境 / 仮想化現実 / 全方位ビデオ映像 / 歩行動作インタフェース / 自由視点画像生成 / テレプレゼンス |
Research Abstract |
1.高解像全方位ビデオ映像による現実環境仮想化技術の確立 まず、全方位マルチカメラシステムLadybugの幾何的・光学的キャリブレーション法を開発し、複数カメラ画像間をシームレスに接合した高解像度な全天球パノラマ動画像の生成を可能にした。また、全天球パノラマ動画像からの自由視線画像の実時間生成法を開発し、没入型多面ディスプレイと無限歩行装置を組み合わせたテレプレゼンスシステムのプロトタイプを開発し、撮影ルートに沿った任意速度でのウォークスルー機能を実現した。さらに、撮影ルート外へのユーザの自由な視点移動を実現するために、全天球動画像からの自由視点画像生成法を開発し、予備実験によって提案手法の有効性を検証した。なお、本手法では全天球動画像の各フレームを撮影した時のカメラ位置に関する情報が必要であり、このためには、既開発の画像からのカメラ外部パラメータ推定法を利用する。 2.仮想化現実環境内を容易に移動可能な歩行動作インタフェースの開発 本研究では、ユーザの歩行動作に応じて映像提示と床面の無限歩行装置の移動を制御することによって仮想化現実環境内での歩行感覚を提示する。ユーザの没入感を高めるためには、歩行動作の正確な計測及び提示映像と床面の効果的な制御が必要である。本年度は、無限歩行装置上でのユーザの歩行動作の計測を行うとともに、没入感を高めるための歩行動作に連動した提示映像と床面移動の最適制御方式について基礎的な検討を行った。
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Research Products
(4 results)