2004 Fiscal Year Annual Research Report
3次元連続物体の可視化のためのマルチスケール・ナビゲーションの研究
Project/Area Number |
16650039
|
Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
鳥脇 純一郎 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (30023138)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
目加田 慶人 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (00282377)
長谷川 明生 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (20126890)
|
Keywords | 3次元ディジタル画像 / 仮想化内視鏡システム / ボリューム・レンダリング / マイクロCT像 / 仮想化大腸内視鏡像 / ナビゲーション診断 / 3次元CT像 / 可視化 |
Research Abstract |
筆者らが先に開発したナビゲーション型の可視化の拡張を人体の3次元画像に適用し、ナビゲーションの汎用化の基礎実験を行った。主な結果は以下の通りである。なお、描画アルゴリズムはボリュームレンダリングを用いた。また、代表者らが先に開発した仮想化内視鏡システムをツールとして用いている。 1 濃度軸のナビゲーションは、表面形状の認識に非常に大きく影響することが知られた。医用応用に於ける実際の診断において既に多用されている既存の方法も適用に際しては十分な注意が望まれる。例えば、肺標本のマイクロCT像における肺胞や仮想化大腸内視鏡におけるポリープ像の見え方は、濃度軸上の観察位置によって全く違って見えてくる。 2 スケール軸に沿ってのナビゲーションは、静止画において既に新しい情報が見出される。これに関しては、主としてトポロジー特徴を用い、3次元形状特徴量を計算する新しい方法も開発した。 3 上記1,2ともに視点の空間軸上の位置は固定している。これに視点の空間軸に沿ってのナビゲーションを組み合わせたときの効果については次年度の課題とする。スケール軸に関しては、静止画においてスケール座標を固定パラメータとして扱っても、十分な効果が得られることも確かめられた。
|
Research Products
(3 results)