2004 Fiscal Year Annual Research Report
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16650119
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
宮城 光信 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90006263)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 誠一 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (80235043)
石 芸尉 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90323063)
松浦 祐司 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10241530)
岩井 克全 仙台電波工業高等専門学校, 情報通信工学科, 助手 (10361130)
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| Keywords | 中空ファイバ / 赤外レーザ / フェムト秒レーザ / Nd:YAGレーザ / レーザ治療 / 最小襲侵医療 |
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| Research Abstract |
中空ファイバは、当初、波長が2ミクロン以上の赤外光を伝送する目的で考案された。内部が中空であるため、手術中の煙の吸引・排出が可能なこと、波長が異なる可視光も伝送可能なことが分り、一部実現化されている。本研究では,血管の止血と切断を瞬時に行う、全く新しいタイプのレーザバイポーラーの提案を行い、そのための伝送路及び先端素子を中空ファイバオプティクスで開発し、その製作法を確立し、実用化を行う。
本研究では本年度において,以下の研究を行なった.
1.3波長同時伝送可能な有機樹脂内装中空ファイバの製作
石英キャピラリーチューブ内部に、全液相法を用い銀膜と有機樹脂として環状オレフィンポリマー(COP)を1ミクロン以下の所望の厚さにコートする。COP膜の厚さを精密に制御することによって、治療用2波長赤外光とパイロット光(緑)を効率的に伝送する中空ファイバの製作を行った。
2.3波長用入射光学系の設計と評価
3波長伝送中空ファイバに2波長オプティカルパラメトリック発振器(OPO)により、切断機能レーザ光、止血機能レーザ光、及び外部から緑色パイロット光を効率的に入射させるための入射系の設計を行った。またこの伝送システムを用い、3波長伝送中空ファイバの各種伝送特性を評価した。
3.中空ファイバオプティクスによる高機能先端素子の設計・製作
3波長伝送中空ファイバからパイロット光を除く2波長赤外レーザを分岐して、低侵襲の非常に狭い血管部位を凝固、切断を1回のレーザ照射で行うためのレーザバイポーラー用高機能出射先端素子の設計と製作を行った。
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