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2004 Fiscal Year Annual Research Report

フィールド調査においても実用可能な高齢者における体肢筋の量的・質的評価の試み

Research Project

Project/Area Number 16650171
Research InstitutionHiroshima Institute of Technology

Principal Investigator

坂井 学  広島工業大学, 工学部, 助教授 (90162271)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 広徳  広島工業大学, 工学部, 助教授 (30235387)
福田 修  産業技術総合研究所, 人間福祉医工学研究部門, 研究員 (20357891)
Keywords高齢者 / 体肢横断面画像 / 筋量評価
Research Abstract

最近,本邦では健康寿命の延長を目的とした高齢者向けの筋力トレーニングの開発が重要視され,多くの高齢者が実践している。しかし,その評価法は筋力測定程度である。筋力は手軽に測定することができるが,高齢者の場合,骨折等のリスクを無視することはできない。そこで我々は,これまでに市販の超音波診断装置を用いて体肢横断面全体を撮影するという方法を考案し,体肢筋の横断面積がフィールドでも測定可能となった。しかし現時点では測定時間が長く集団測定への適用は困難であり,しかも加齢に伴い体肢筋内に増加する脂肪・結合組織の質的な評価はできない。本研究では集団測定にも適用可能な高齢者における体肢筋の量的・質的評価法の確立を目的とした。
今年度は,一人当たり5秒以内の短時間測定を実現するために超音波診断装置による撮影作業と,撮影した断片画像をつなぎ合わせる作業のオンライン化の開発を行い,同被検者の同一部位のMRIとの比較によって高齢者における体肢筋の量的評価について検討した。その結果,これまでオフラインで実施していた撮影・合成処理をオンラインで実現することに成功し,短時間で体肢の横断面画像撮影が可能となった。今回開発した測定システムが実用可能か否かについて検討するために,撮影された横断面画像の再現性と妥当性を確認した。妥当性については,本システムとMRIによって同被検者の同一部位を撮影し,その横断面積を比較することによって検討したところ,両者の相関は極めて高く本測定システムの妥当性が示された。また,再現性については,同一被検者の同一部位について日を変えて測定し,同様に横断面積の比較を行った。その結果,高い相関関係がみられ再現性も十分であり,本測定システムの実用化の可能性が示された。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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