2004 Fiscal Year Annual Research Report
競技的要素を取り入れた国際交流型工学教育ネットワーク構築に関する調査研究
Project/Area Number |
16650203
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Research Institution | Kanazawa Technical College |
Principal Investigator |
向井 守 金沢工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (40190839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹俣 一也 金沢工業大学, 基礎教育部, 助教授 (50167491)
直江 伸至 金沢工業高等専門学校, 電気情報工学科, 教授 (00249781)
南出 章幸 金沢工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助教授 (20259849)
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Keywords | 遠隔制御 / ロボット / 競技 / ネットワーク / 工学教育 |
Research Abstract |
本年度の実施目標は,学生がWebを利用して遠隔地にいる人(外国人を含む)と「遠隔制御による動くシステム」を使って競技ができるシステムの試作と試運用である. 1.競技を含んだ競技実験システムの試作 本年度は,競技的要素を含んだ技術教育教材の試作を中心に行った.試作システムは,ネットワークを介して競技者が自らのパソコンから遠隔地にあるロボット(移動体)を制御するものである.試作ロボットには,Webカメラが搭載されており,更にロボットの全体の動きを監視できるように固定カメラを設置した.現在,ロボット1台を製作し,運用するシステムを完成した.競技者は,本校に設置してあるサーバーにアクセスすることでロボットを移動させることができる.もちろんこのシステムは世界のどこからでもアクセスすることが可能で,このシステムを用いて外国人との交流もできる. 2.試作システム検証のための提携校への調査 試作システムを検証するためには,実際に現地に出向き一対一で協議することが必要である.本研究が対象としている地域は環太平洋であり,本年度は,アジア地区としてシンガポール理工学院とオセアニア地区としてモナッシュ大学を訪問調査した.シンガポール理工学院では,シンガポール理工学院の学生に試作システムを実際に試してもらい,操作性およびネットワークスピードを体験してもらった.また,モナッシュ大学でも同様の実験を実施した.この2箇所の実験結果から技術的な問題点・組織システム・人的な要素など国際的な競技を実施するための課題を見出した.また,ネットワーク環境は,各組織で異なるため,回線速度等に違いが生じるので,ネットワークの回線速度を考慮した競技を実施する必要があることが判った.
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