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2005 Fiscal Year Annual Research Report

近代日本における「術」概念の変容と再編をめぐる文化研究

Research Project

Project/Area Number 16652016
Research InstitutionShonan Kokusai Women's Junior College

Principal Investigator

中澤 弥  湘南国際女子短期大学, 国際ビジネス総合学科, 助教授 (20279821)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 奥山 文幸  熊本学園大学, 経済学部経済学科, 助教授 (00352394)
Keywords広告 / 見世物 / 映画 / 心霊術 / 魔術 / 忍術
Research Abstract

今年度は忍術と無声映画を中心にさまざまな活動を行った。まず5月に研究会を開き、明治・大正期に忍術を始め多様なジャンルにわたって著書をあらわした伊藤銀月という人物について奥山文幸が発表するとともに、演劇界から映画の製作に乗り出した小山内薫の活動について中澤が報告を行った。また12月の研究会では、「商品化される霊」と題して一柳廣孝の発表があった。
また無声映画の鑑賞形態を知るために上映会を体験した。その一つは9月に行われた無声映画の演奏付き上映で、フリッツ・ラング監督の作品を鑑賞した。ドイツの無声映画については、フィルムセンターでも演奏付きの上映があった。
今年度は熊本への調査旅行は行わず、中澤の担当である無声映画研究の一端として、活動弁士・映画俳優として活躍した徳川夢声の出身地である益田と津和野を実施に踏査した。益田市立図書館では、徳川夢声関連の図書・資料を閲覧した。また、フィルムセンターでは、拓側夢声がナレーションをつとめた珍しいフィルムの上映もあり、大変参考となった。無声映画の問題については、中澤が論文を発表した。無声映画で最も人気のあった俳優尾上松之助の絵伊賀は、時代劇であり忍術映画も多数ある。ここに忍術と映画をつなげて考える必要のあることがわかった。
広く「術」の世界を見渡すにはさらに多くのものが必要である。化粧術(美顔術)や健康術については調査を開始した。こうした諸術の効用を宣伝するためには、広告の存在は欠かせないものであり、広告関係の資料の収集も行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 1920年代/映画術の変遷2006

    • Author(s)
      中沢 弥
    • Journal Title

      湘南国際女子短期大学紀要 13号

      Pages: 58-72

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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