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2005 Fiscal Year Annual Research Report

口語音声資料を用いた北京語の語彙的軽声の発生メカニズムの解明に関する基礎研究

Research Project

Project/Area Number 16652030
Research InstitutionKyoto Sangyo University

Principal Investigator

中川 千枝子  京都産業大学, 外国語学部, 教授 (20172273)

Keywords北京語 / 口語音声資料 / 軽読現象 / 語彙的軽声 / 同音異字
Research Abstract

現代北京語の音声特徴のひとつである軽読現象は、漢字資料からは読み取れない音声情報であるため、北京語話者以外の者にはその実態がよく理解できない上に、口語音声資料に基づく調査報告といった基礎データも極めて乏しいのが現状である。本研究では、北京語のテレビドラマのVCD版を利用して、これをもとに北京語の口語の音声データを入手して、そこに見られる北京語固有の音声現象のうち、特に、軽読現象から語彙的軽声について調査をすすめ、報告書を作成する。
平成17年度には、平成16年度に引き続き、60分テレビドラマの残り4本について、聞き取り作業を行い、VCDから台詞をおこして、北京育ちの北京語話者のチェックを受けた後、文字入力した台本として整理する作業を行った。この4本の60分ドラマからは79200字の音声資料にもとづく北京語データが手に入った。
次に、2種類のバージョンがあるドラマ(台本無しのVCD版10本と、台本付きのVHS版10巻)について聞き比べた結果、台本の無いVCD版から聞き取り作業で台詞をおこした台本と、台本付きのVHS版の台本との間で、台詞に同音異字が少なからず存在することが判明した。そのなかでも、固有名詞に頻出する同音異字については、どちらか一方に確定するのは困難である。
この結果を受けて、この10本以外のVCD版から台詞を聞き取り文字におこした台本15冊についても、複数の人による聞き取り結果の照合が必要となり、この過程を新たに付け加えた。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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