2005 Fiscal Year Annual Research Report
大学院付属心理相談室と地域スクールカウンセラーの相互援助・協力体制の研究
Project/Area Number |
16653063
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Research Institution | Tokyo University of Social Welfare |
Principal Investigator |
近藤 俊明 東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (60337459)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 清子 東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (80326983)
今泉 紀嘉 東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (10383142)
原 千恵子 東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (30320823)
大澤 靖彦 東京福祉大学, 社会福祉学部, 助教授 (80406298)
手島 茂樹 東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (30163893)
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Keywords | 大学のコミュニティーサービス / 大学と地域の学校の相互援助 / 臨床心理学 |
Research Abstract |
2005年4月には、新たに参加申し込みのあった3校(1中学校、2小学校)を加え、研究プロジェクトへの参加校は全体で10校となった(4中学校、6小学校)。新たな参加校は、当研究プロジェクトの活動を既参加校から聞いて加入を申し出てくれた学校であり、前年度の活動の成果であると考えられる。各校で、行なった2005年度(1月〜3月)の活動を振り返って評価し、継続すべき点、修正すべき点を各校と個別に話し合い、新たな活動内容を決め、各大学院生、学部生のスケジュールを立て実行した。 前年度と最も変った点は、活動内容に関しては、新たに加わった中学校において、相談室登校生徒に対しての相談業務が加わったこと、2つの小学校において聴覚障害児の授業援助が加わったこと、クラスでの問題行動を持つ児童などへの授業援助や休み時間の遊びの援助を求める小学校が増えたことなどである。又、市によって運営される通級の発達相談室が協力を申し出てくれたのも、専門家との連繋によって、プロジェクトの活動の質の向上につながるものとなった。しかし、参加校の増加と活動範囲及び仕事量の増加を大学院生のみではカバーできないので、可能な部署は学部生が担当した。学部生の総数は、50名ほどとなった。大学院生・学部生は各自、週1時間から数時間、ほとんどのものが1年間通してボランティア活動を継続した。彼らの活動の評価は、各学期末に、質問紙表と学校関係者との面接によって行なわれた。一中学校のように、ほとんどの相談室登校生徒が昨年度卒業して、比較的仕事がなくなったというところもあったが、どの学校も、児童・生徒の役に立っているという評価をしてくれた。 9月には、応用心理学会の第72回大会にて、自主シンポジウムを開催し、これまでの経過を報告し、今後の課題を検討した。
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Research Products
(1 results)