2004 Fiscal Year Annual Research Report
社会教育指導者研修プログラムの開発におけるレジエンシー原理定着の可能性
Project/Area Number |
16653075
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
末本 誠 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80162840)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 進 神戸大学, 発達科学部, 教授 (30116272)
朴木 佳緒留 神戸大学, 発達科学部, 教授 (60106010)
平山 洋介 神戸大学, 発達科学部, 教授 (70212173)
伊藤 篤 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (20223133)
松岡 広路 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (10283847)
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Keywords | レジエンシー原理 / 社会教育職員 / 職員研修 / 社会教育主事講習 / 子育て支援 / 人権学習 / ジェンダー問題学習 / まちづくり |
Research Abstract |
2005年6月〜7月に神戸大学発達科学部で実施される予定の社会教育主事講習を当座のモデル事業とするために、本年度はその基礎的な調査研究にあたった。研究についての打ち合わせや概念の共有については、ほぼ週1回のミーティングを開催して行った。個別の研究が中心であったが、共同研究者間での共通した認識が増したことも、今年度の大きな成果である。個別の研究としては以下の通りである。 伊藤らは、レジリエンシー原理が実践的に応用可能な概念であることを神戸市内の児童館におけるドロップインセンターの試みを通して実証した。この事業は、子どもを遊ばせたり預かったりする機能、アウトリーチの機能、親をエンパワーする機能、支援者を育成する機能、情報や日用品を交換する機能、子育てのあり方も含めて家族・家庭の悩みや問題が相談できる機能をもつもので、その複合機能のゆえに、立ち寄る(ドロップインする)ことによって、子育て・子育ちに関する多様なニーズを同じ時間に同じ空間で満たすことができるため、地域の親子にとって非常に有用な場になるというものである。 朴木らは、ジェンダー問題学習の視点から社会教育関係職員に必要な研修内容の情報収集を行った。特に、ジェンダー問題に取り組む学習者(研修生)が、社会教育の実践現場に戻った際に、学習した内容を生涯学習の観点からさらに学習プログラム化していくことから生まれる学びの豊かさ(レジリエンシー)について追究した。 末本は、9月23日〜25日に、フランスのもるばん地方のモルバンの家で開かれた、国際教育生活史研究協議会(ASHIVIF)のシンポジウムに参加し、報告を行ったほか、ワークショップでは生活史を成人教育の応用を体験した。報告は、論文として整理し『沖縄の集落公民館に関する実証的研究(第3集)』(2005.3)に収録予定)。
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Research Products
(6 results)