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2004 Fiscal Year Annual Research Report

聴覚障害児の造形教育における音声情報の作用の解明

Research Project

Project/Area Number 16653096
Research InstitutionTsukuba College of Technology

Principal Investigator

児玉 信正  国立大学法人筑波技術短期大学, デザイン学科, 助教授 (40234786)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 本間 巌  国立大学法人筑波技術短期大学, デザイン学科, 助教授 (30310189)
青山 司  国立大学法人東京学芸大学, 美術教育学科, 助教授 (30334460)
Keywords聴覚障害 / 音声情報 / 造形要素 / 造形イメージ / 抽象概念 / 言語理解の形成過程 / 造形用語への価値観形成 / 造形教育
Research Abstract

研究を始めるにあたり全国の聾学校等に対し、データ収集を目的として、年間指導計画の提供及び授業収録等の研究協力を依頼した。
研究協力の了解を得られた各学校を訪問して、研究の詳細を説明し、授業取材の方法と観点、授業進行と教材の関連等を協議し、取材を依頼した。この際、依頼校の数や取材日等の関係で、経費で購入した収録用機材では対応しきれない状況が発生したため、記録メディアを限定しない条件で収録を依頼することとした。このことに関し、データ管理の必要上、新たに必要機材を購入し、記録媒体からのデータ化の効率化を図った。この結果、当初予定していた学校訪問の内、数校の訪問を見合わせざるを得なくなったが、次年度早々に行う予定である。
入手した録画映像を視聴した結果、シラバス上で同名の科目または同内容の授業でも授業形式や生徒の授業参加の状況に当初の想定を越える大幅な差異が認められた。また、比較的に同一条件と思われる授業でも生徒数によって教師の指導の状況、とりわけ音声情報の扱いに差異が観測された。このことは、それ自体は興味深い結果ではあるが、研究を進める上でデータ管理上の支障も懸念された。そのため、データ取りに適した授業内容や撮影方法に対する条件設定(取材対象授業のモデル化)等を再検討し、改めて授業取材を依頼した。
同一科目における授業形式等の学校間での違いはデータの比較検討において必ずしも望ましくないが、一方で、授業形式の違いと音声情報の質的傾向との関係について新たな視点を提供し得るものであると考えられる。また、年次進行に伴う音声情報の質的変化についても同様と考える。これらに関する調査については次年度以降の課題としたい。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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