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2005 Fiscal Year Annual Research Report

加速器による反ニュートリノ生成及び反応の研究

Research Project

Project/Area Number 16654044
Research InstitutionHigh Energy Accelerator Research Organization

Principal Investigator

小林 隆  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (70291317)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中家 剛  京都大学, 大学院理学研究科, 助教授 (50314175)
Keywordsニュートリノ / 反粒子 / CP非保存 / ニュートリノ振動 / ニュートリノビーム / ニュートリノ反応
Research Abstract

K2K実験の前置検出器のうちScibar検出器を米国フェルミ国立研(FNAL)に移設し、ニュートリノ振動実験MiniBooNEのビームを用いて反ニュートリノの生成、反応の研究を行う可能性について、以下のような検討を行い、実験をFNALに提案、承認された。
1.MiniBooNE実験のためのビームラインを用いて反ニュートリノビームを生成した場合に期待されるビーム性質の評価
期待されるビームの性質をMCシミュレーションを用いて評価し、エネルギースペクトル、強度、期待される反応数等を評価した。その結果、1年で得られる反応数はニュートリノが約8万個、反ニュートリノが約4万個、またエネルギー分布は約0.5~1GeV程度であることが分かった。この反応数はニュートリノ反応の性質をこれまで以上に精度よく測定するために十分な量である。またこのエネルギー領域は将来の精密ニュートリノ振動実験のエネルギー領域と一致しており、このエネルギーでの反応データは将来の実験に非常に重要な基礎データを与えうることが分かった。
2.期待される反応のシミュレーションによる評価、検出器の最適化
上で得られたビームを検出器シミュレーションにかけ、期待される反応の組成(荷電カレント、中性カレント、弾性、非弾性など)、反応生成粒子(μ、陽子、π中間子など)の運動量、方向の分布等を詳細に評価した。そして、これらの反応を効率よく捕らえ、反応断面積の精密測定に最適な検出器の構成を検討した。
H18年度FNALに検出器を送るため、H17年度はK2Kの前置検出器ホールに設置されていたScibar検出器を解体、搬出し、輸送の準備を整えた。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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