2004 Fiscal Year Annual Research Report
マグネトグラム古記録の数値化技術の開発とそれを用いた太陽風長期変動の研究
Project/Area Number |
16654076
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
家森 俊彦 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40144315)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀井 豊永 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (10233967)
能勢 正仁 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90333559)
竹田 雅彦 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30236484)
MCCREADIE Heather 京都大学, 大学院・理学研究科, COE研究員 (20378590)
中野 慎也 京都大学, 大学院・理学研究科, COE研究員 (40378576)
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Keywords | マグネトグラム / ディジタル化 / 地磁気 / 古記録 |
Research Abstract |
(1)ミュンヘン大学のMatzka博士が、当グループが提供した高分解能ディジタルカメラを用いて撮影したドイツFurstenfeldbrook観測所のマグネトグラムの内、1957年から1960年の分について画像処理作業を行い、データベース化して、web上で公開した (http://swdcft49.kugi.kyoto-u.ac.jp/film/index-j.html#rapid)。 (2)新彊地震局・ウルムチ観測所からYang Fuxi工程師を招聘し、同観測所で取得したマグネトグラムの状態・今後の協力について議論した。 (3)京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設阿蘇火山研究センターで保管していた地磁気早回し記録を移送し、高分解能ディジタルカメラを用いて撮影した。データは1957年から約10年分で、撮影作業は未完了であるが、撮影した分については画像処理を施し、web上で公開した。 (4)ディジタル化の方法について検討した。 (5)中国でマイクロフィルム化した19世紀以降の地磁気古記録について、現状と入手の可能性について打診を行ったところ、保管されていることの確認はできたが、それをディジタル化するための貸し出し交渉は未完了である。 (6)地震学分野での古い地震記録のディジタル保存についての現状を調査した。
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