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2005 Fiscal Year Annual Research Report

表面プラズモン共鳴現象を用いたエレクトロニックノーズシステムの機能設計と構築

Research Project

Project/Area Number 16656031
Research InstitutionKanazawa Institute of Technology

Principal Investigator

南戸 秀仁  金沢工業大学, 工学部, 教授 (30133466)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 草野 英二  金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (00278095)
竹井 義法  金沢工業大学, 工学部, 講師 (30350755)
山ノ口 崇  金沢工業大学, 工学部, 研究員 (30410286)
Keywords表面ブラズモン共鳴 / においセンサ / 分子認識膜 / 多変量解析
Research Abstract

センサ技術は、情報処理や情報伝達技術の発展に比べで著しく遅れており、技術の差は広がる一方である。特に、人間の五感に相当するセンサの中で、嗅覚に相当する匂いセンサ(申請者らは、エレクトロニックノーズと呼んでいる)の研究が著しく遅れており、種々の化学物質の集まりである「匂い」分子を客観的に認識・検知でき、かつ情報システムに直結できるようなインテリジェントで多機能な「エレクトロニックノーズシステム」の構築が急務である。本研究は、このような背景のもと、センサに分子認識機能を持たせるための分子認識薄膜の機能設計ならびに作製技術およびセンサを情報システムに直結する技術の確立を目的に行われた。
本年度、以下の成果を挙げることが出来た。
(1)センサアレイ集積化の検討…前年度得られた成果をもとに、2種類の異なる分子認識膜を作製した2つの異なるタイプの匂いセンサのアレイ化の検討を行った。その結果、アレイ化に成功し、2チャンネルのセンサをアレイ化した表面プラズモン共鳴においセンサが実現できた。
(2)センサの応答パターン認識方の確立…センサ出力の解析方法、具体的には多変量解析によるパターン認識方によるセンサ出力の解析方法の検討を行った。その結果、主成分分析法により、センサの応答が分離できることを明らかに出来た。
(3)センサシステムの機能設計…センサ、濃縮管およびコンピューターを一体化したエレクトロニックノーズシステムの検討を行った。その結果、濃縮管を用いることで、低濃度のにおい物質が検知できることおよび濃縮管をうまく使うことで「においの分離」も可能になることが明らかにできた。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006 2005

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 感性を測るエレクトロニックノーズ2006

    • Author(s)
      南戸秀仁
    • Journal Title

      表面科学 27

      Pages: 37-45

  • [Journal Article] ニオイセンサアレイを用いた火災源探知システムの開発2005

    • Author(s)
      石榑大介, 浅田武志, 竹井義法, 山ノ口崇, 南戸秀仁, 鈴木亮一, 小林伸明
    • Journal Title

      日本味と匂学会誌 12

      Pages: 291-294

  • [Journal Article] Odor Sensor Utilizing Surface Plasmon Resonance2005

    • Author(s)
      H.Nanto, Y.Kitade, Y.Takei, N.Kubota
    • Journal Title

      Sensors and Materials 17

      Pages: 405-412

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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