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2005 Fiscal Year Annual Research Report

機械化学融合法によるコアシェル型半導体ナノ粒子の創製

Research Project

Project/Area Number 16656100
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

小林 正和  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10241936)

Keywordsボールミル / ZnS / ZnO / ナノ粒子
Research Abstract

本年度は機械化学融合法によるコアシェル型半導体ナノ粒子の分散性の確保に関する点に商店を絞り、研究を進めてきた。ナノ粒子の安定化には溶媒の化学構造や粘度の影響が大きいと考え、アルコール系溶剤やグリコール系溶剤を用いてナノ粒子の分散性を比較した。メタノール等のアルコール系溶剤を用いて分散させたナノ粒子は作製後すぐに沈殿してしまい、分散状態は殆ど得られていなかった。しかしながら、高級アルコールに変化させるにつれ、またブトキシエタノール類に変化させるにつれて分散性が保たれることを見出した。次に、アルコール類に留まらず、グリコール類等の用材について検討を行った。その結果、グリコール系溶剤を用いて分散させたナノ粒子ではアルコール系溶剤で見られた沈殿は確認されなかった。長時間分散状態が保たれていた。そこで、グリコール系溶剤に分散させたナノ粒子からの蛍光強度の時間変化を評価した。にグリコール系溶剤に分散させたナノ粒子の蛍光強度の時間変化を示す。縦軸は0分後の蛍光強度を1とし、各経過時間の蛍光強度の比をとった。グリコール基の少ない溶剤(a)に分散したナノ粒子では、沈殿の影響のため40分後には強度は50%にまで劣化したが、グリコール基の多い溶剤(b)に分散したナノ粒子では45時間後でも蛍光強度は70%であった。また、粘土の高いアルコールによる分散性も比較したが、グリコール類のほうが勝っている結果が得られた。このことから、ナノ粒子の安定化には、溶剤の化学構造等が影響していると考えられる。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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