園芸作物残渣の強アルカリ分解処理技術の開発とその利用に関する研究

2005 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 16658012
• Research Institution: Yamagata University
• Principal Investigator: 西澤 隆 山形大学, 農学部, 教授 (10208176)
• Keywords: 酸化カルシウム / ダイズ / 有機性廃棄物 / アルカリ加水分解 / 発熱反応

Research Abstract

1.アルカリ加水分解によって有機物残渣から窒素成分を除くことが可能かどうかを検討するため,窒素成分を大量に含むダイズを用いて,アルカリ加水分解を行い,以下の知見を得た.
1)有機物の分解は加熱するほど良い結果を得られたが,生石灰に水を加えた発熱反応では,発熱量が足りず,別途加熱を促す必要があった.
2)アルカリ加水分解により,最大で80%程度の窒素を遊離することが可能であることが明らかとなった.