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2005 Fiscal Year Annual Research Report

レーザアブレーションによる廃コピー紙の瞬時脱トナー技術の基礎的開発

Research Project

Project/Area Number 16658070
Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

服部 順昭  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 教授 (90115915)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安藤 恵介  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 助手 (70262227)
磯貝 明  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40191879)
岡山 隆之  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 教授 (70134799)
Keywordsコピー用紙 / PPC / レーザ / YAGレーザ / アブレーション / 輝度 / リユース
Research Abstract

平成17年度はレーザアブレーション技術確立のための基礎実験を2通り行った。
トナーの除去程度の判断が重量の点から可能か否かを評価するために、レーザアブレーション前後の重量の測定(以下、実験1とする)と、昨年度用いた波長の1060nm光より熱影響が少なく吸収率も異なると考えられる第2高調波である532nmのグリーンレーザによるレーザアブレーション(以下、実験2とする)を行った。
その結果、下記の知見が得られた。
実験1の結果から、磁性トナーと重合法トナーでは、アブレーション後の試料の重量は未印刷紙のそれとほぼ同じとなり、トナーの付着量と除去量の間に有意差が無かったことから、重量の点からはトナーが除去できることが示唆された。一方、非磁性トナーでは、アブレーション後の試料の重量は、未印刷紙よりも大きな値となり、トナー付着量と除去量の間に有意差が認められたことから、非磁性トナーでは、トナーが残存している可能性が示唆された。
実験2では、黒トナーにおいては、重合法トナーが、1060nm光の場合と同程度に、最も良く除去されたが、同様の黄変が生じた。磁性トナーと非磁性トナーは残存が認められたが、1060nm光に比べて、パルスエネルギーが1/2と小さいことから、532nm光の除去効果のほどは分からなかった。カラートナーのアブレーションでは、マゼンダが、1060nm光の場合より良く除去された。
今後は、アブレーション後の紙面の黄変の原因を調べるための機器分析と、レンズにより1060nm光と同程度の第2高調波の照射実験により、レーザアブレーションの可能性を追求する。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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