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2005 Fiscal Year Annual Research Report

病原体感染に伴うヒラメ免疫関連遺伝子の動態解明

Research Project

Project/Area Number 16658084
Research InstitutionFisheries Research Agency

Principal Investigator

中易 千早  独立行政法人水産総合研究センター, 養殖研究所・病害防除部, 主任研究員 (00311225)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松山 知正  独立行政法人水産総合研究センター, 研究員 (20372021)
藤原 篤志  独立行政法人水産総合研究センター, 派遣研究員
KeywordsDNAチップ / ヒラメ / 免疫関連遺伝子 / マイクロアレイ / Edwardsiella tarda / ワクチン
Research Abstract

昨年度得られたヒラメ白血球から選抜した768個のcDNAクローンの塩基配列を解読し、データベースによる相同性検索を行った。その結果、768クローンは、564種類に分類され、その内451種類はヒラメの新規配列(205種類は遺伝子ホモログ)であった。
またこれらの遺伝子をスポットしたDNAチップを使用し、Edwardsiella tarda感染ヒラメおよびE.tardaワクチン投与ヒラメの白血球の遺伝子発現解析を行った。E.tardaを用いて感染試験を行い、感染後1、3および5日目にそれぞれサンプリングし、白血球を分離後、RNA抽出を行った。ワクチン試験では、ワクチン接種2週間後にE.tardaで攻撃試験を行った。ワクチン効果が高いことは感染試験の死亡率で確認された(ワクチン区:20%、非ワクチン区:90%)。サンプリングは攻撃前および攻撃後1、2および3日目に行い、白血球からRNAを抽出した。2つの試験で得られた各RNAはCy3で標識し、無刺激のヒラメ白血球RNAをコントロールとしてCy5で標識し、DNAチップに競合的に反応させ、解析を行った。その結果、E.tarda感染時に2倍以上発現変動する遺伝子98種類を特定した。これらは病原体感染あるいはE.tarda感染マーカーとして利用できると考えられた。また、ワクチン試験では、ワクチン区でのみ発現量が増加した遺伝子(攻撃前:20種類、攻撃後:74種類)を特定することができた。これらの遺伝子はワクチン有効性の予測技術の評価指標になると考えられる。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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